あかいほっぺた

パウルはわたしをにらんで、「なんかもんくあるのか?」とどなったり、トムをドンとおしたりする。わたしはくびをすくめて、くちびるをかんだ。なんにもいえない。...

ぼくのたいせつなぼうし

ゆきだるまのくにでみんなといっしょにたのしくくらしているスノーぼうや。あるひ、とおいひがしのくにからクルというゆきだるまがやってきました。たびのとちゅうでぼうしをなくしてしまったクルに、スノーぼうやはたいせつなじぶんのぼうしをかしてあげることにしましたが…4才ごろから。...

シラユキさんとあみあみモンスター

あみものがだいすきなヤギのシラユキさん。みぎにひとめ、ひだりにひとめ、ひとめあんだらまたひとめ。でも、あれれ…シラユキさん、ほんとにだいじょうぶ?ブラティスラヴァ世界絵本原画展金牌、オランダ銀の絵筆賞受賞。...

ボッケ

タッタタラー!ボッケは、どこからともなくやってきた。リーもいっしょに。ふたりは、ベットもいすもテーブルもない、なかがからっぽのヤナギの木にすんでいる。ボッケとリー、ふしぎなふたりの、ふしぎなおはなし。はじまり、はじまり。...

ミスターオレンジ

一九四三年のニューヨーク。八百屋の少年ライナスは、オレンジを注文するひとりの画家と親しくなる。その人を「ミスターオレンジ」と呼び、まっしろな壁に原色の四角を貼りつけた明るいアトリエに魅了される。ナチスが支配するヨーロッパから、命がけで逃げてきたその画家は、ライナスにとって特別な存在となった。ミスターオレンジを通して、ラ...

100時間の夜

私はニューヨークに住みたい。私は生きていたいーアムステルダムからニューヨークへひとり旅立つ、エミリア。直行便で八時間四十分、時差六時間のあこがれの街へ。エミリアは、そこで知りあいになったセスとアビーの兄妹、ジムの四人で、ハリケーン上陸のニューヨークで大停電の日々を過ごすことになった…。...
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