鬼の橋

小野篁って、だれ?昼間は京の都のえらいお役人にして有名な漢詩人、夜は井戸からあの世へ通い、地獄でえんま大王の右うでとして働いたという不思議な伝説を持つ、平安初期に実在した人物。第3回児童文学ファンタジー大賞受賞作。...

しっぺいたろう

くろいばけものは、めばかりひからせてあたりをみまわしました。「しっぺいたろうはおるまいな、おるまいな」。...

はなたれこぞうさま

このような時代だから、昔話の心を。-20年をへて復刊!日頃の行ないに、思いがけず、願いをかなえてくれる“はなたれこぞうさま”をもらった花売りの男。次から次に、願いごとはかなえられ、やがて…。...

えんの松原

栄華を極める花の都のまん中に、怨霊たちのすみかがあった。何ものかに祟られた若き皇子・憲平と、女装の少年・音羽は、真実をもとめて世の闇、人の心の闇へと深く分け入ってゆく。絶望をこえる勇気、結びあう絆の力、そして魂の再生の物語。『鬼の橋』につづく平安朝ファンタジー待望の第二作登場!小学校上級以上。...

つるのおんがえし

大きなつるが一わ、わなにかかって、もがいておった。「おおおお、いまはずしてやるでな」じいは、つるのあしにからみついたわなをほどいてやったから…。つるは、うれしそうに、大きくはばたいて、カウーカウーカウーと、じいのあたまのうえを、三べんまわって、山のむこうへかえっていった。...

かじかびょうぶ改訂

蛙の一種かじかがなまけものの菊三郎のところへきて、屏風の絵に。伊豆の昔話をもとにした絵本。...

竜のいる島

都会から八間島にやってきた一郎太は、島の少年伝六、留吉と仲良しだ。その夏、三人は近くの無人島豆島へ釣りに出かけた。ところが一郎太だけ、海中で巨大な海獣に出会ったのだ。ネス湖の怪獣のような、首の長いでっかいやつだ。きっと幻を見たのだろう…伝六も留吉も信じない。父親も、叔父も信じない。ただひとり、この島の古老の話では、昔、...
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