妖怪絵巻

本書は、むかしから伝えられている、大晦日や節分の夜に、鬼をはじめとする妖怪たちが列をなして歩きまわるという、百鬼夜行のイメージを現代によみがえらせたものです。...

風の陰陽師(2)

ある日、都に不吉な黒い雪が降り、やがて暗い闇に閉ざされた。一方、密かに想いをよせる中納言家の姫、咲耶子が御門に見初められ入内することを聞き、衝撃を受ける晴明。しかし姫は“闇の陰陽師”黒主の呪術にかかり、眠りについたきり目覚めない。晴明は、都と姫、大切なものを守ることができるのかー。少年晴明が、困難のなか秘めた力に目覚め...

風の陰陽師(3)

傷心を癒すためしばらく都を離れていた晴明が戻ってくると、都では“闇の陰陽師”黒主によって恐ろしい計画が進められていた。若くして死んだ親王の怨霊をよみがえらせ、怨霊朝廷を打ち立てて都をのっとろうとするもので、道満は御門を呪いにかけて黒主に協力する。一方、晴明の母がいる信太の森にも、魔修羅神なる怪しい影がしのびより、危機が...

風の陰陽師(4)

咲耶子を失い、一時は死ぬことも考えた晴明だったが、平将門に請われ、東国へ赴く。そこで待ち受けていたのは、またも闇の陰陽師・黒主の野望による策略だった。将門を操り、坂東八ヶ国平定に向かって猛進する黒主。それを知りつつ、仲間の多城丸や将文を救うため、将門軍に力を貸す晴明。やがて黒主の正体が明らかになった時、晴明の身に最大の...

夏目漱石

それぞれの人の生涯史となっており、その業績と人間像が、いきいきと魅力的に、わかりやすく書かれています。小学中級から大人まで。...

スズナ沼の大ナマズ

スズナ山には水がありませんでした。あるのは「涸れ沼」とよばれる水のない沼だけです。スズナ山の山神となったスズナ姫は、さっそくその沼に水をよびもどそうと考えます。風の神や天の童子、そしてスズナ山いちばんのものしり大フクロウの力をかりて、スズナ沼の底にすむ大ナマズの怒りが原因であることをつきとめます。スズナ姫の力で、何百年...

大雲払いの夜

お正月の前の夜のことを山では「大雲払いの夜」とよんで、山神にとっては一年でいちばんいそがしい夜となります。スズナ姫にとってはじめての大雲払いが近づいたある日、スズナ山の名物である千年桜がなにものかにぬすまれたという知らせがはいります。...
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