あのときすきになったよ

あの子とあったのはどこだっけ?けんかしたのはいつだっけ?なんでなかよくなったんだっけ?ちっともすきじゃなかったのに、すきになったのはなんでかなあ…。...

自由のたびびと南方熊楠

南方熊楠は、生物学者としてだけでなく、博物学、考古学、民俗学の分野でも、世界に通じた偉大な学者であった。その巨人の生涯をたどる。小学上級以上。...

小さな山神スズナ姫

山を紅葉させるのは、山神の大事な仕事のひとつです。この仕事をスズナ姫がひとりでやりおおせたら山神としての独立をゆるすと、お父さんの山神さまはやくそくしてくれました。小さなスズナ姫にそんなむずかしいことができるわけがないと思ったからです。そうとも知らないスズナ姫は、アマノスズシロという自家用雲(山から山へ空中を自由にうご...

なんとも悲しい昔語り──『月見草の花嫁』

物語は、ひっそりと始まる。 深い木立の奥に、淡く白い花が咲いたときから。   静かに展開していく佐賀の民話 うたいながら峠を越えていく一人の若い馬子を、その花はじっと見つめていました。 馬子は馬子唄を歌いました。それは美しい歌声でした。 そして、その歌を聴いた夜遅く、花は夜露を落としました。...
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