倚りかからず

「もはや/いかなる権威にも倚りかかりたくはない/ながく生きて/心底学んだのはそれぐらい/じぶんの耳目/じぶんの二本足のみで立っていて/なに不都合のことやある/倚りかかるとすれば/それは/椅子の背もたれだけ」。強い意志とナイーヴな感受性によって紡ぎだされた詩集『倚りかからず』に「球を蹴る人」「草」「行方不明の時間」の詩3...

バレエへの招待

バレエには大きくいって二つの流れがあります。ストーリーや人間の感情を演劇的に踊りで表現しようとする流れと、純粋に「動き」としての美しさを追求しようとする流れと。クラシックから現代バレエまでの流れをきっちりと位置づけつつ、各作品の生まれた時代背景や、精神分析的な意味にも深くわけいっていく、思わず興奮のバレエ論。...
2ページ中5件目