白いぼうし

空いろの車を町でみかけたらきっとそれは松井さんのタクシーです。手をあげて、車のざせきにすわったら、「お客さん、どちらまで?」それが、ふしぎな旅のはじまりです。...

花まつりにいきたい

おしゃかさまのおたんじょうびでお寺はわくわく花まつり。さびしそうなさくらの木のまえにあらわれたのは…?...

鳥よめ

灯台を守る若者・周平さんのもとに若いむすめがやってきました。むすめは、周平さんに命を助けられたと鳥だといい、やがて、二人はなかのいい夫婦になりました。ところが、幸福な日々に戦争のかげがしのびより…。あまんきみこが平和への深い祈りをこめて描く美しく悲しい愛の物語。...

なまえをみてちょうだい

教科書にでている「えっちゃん」のお話。えっちゃんは、おかあさんに赤いぼうしをもらいました。ぼうしのうらに、「うめだえつこ」と、青い糸でちゃんとししゅうしてあります。えっちゃんが門をでたときです。強い風がふいてきて…おなじみ、えっちゃんのものがたりが四つ、登場します。ちょっとした日常のファンタジー。...

ふうたのかぜまつり

こぎつねのふうたは、いちょうのきのそばで、おんなのこがおとしたかぎをひろいました。「きぼっこ」のはなしをしていた、おんなのこがきになりました。...

少女とねこ、おもちゃの箱電車に乗って──『おつきみ』

ああ忙しい忙しい、えっちゃんは朝からお母さんのお手伝いでお月見だんごを作っています。 すすきの穂、お供えの柿に栗にブドウを準備したら、なにやら空模様が怪しく……? なんと、大きい雲、「でかぐも」さんがどっかりお空にいるではないですか。 これではお月見ができません……?   お月見のために、箱電...
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