『えがおがいいね』──笑顔が一番!

あらすじ

風船がパチンとはじけて、ネズミの子が泣き出した。
それを見ていた子猫は一緒に泣き出してしまう。その二匹を見ていた子犬も涙が出てきて……。

感情に共感するとは、こういうことなんだ。

 

うれしい、楽しいは伝播する。

ネズミの子が泣いている。
その悲しい感情は伝播していって、子猫も悲しくなって、子犬も悲しくなって、子豚も悲しくなって、くまさんも悲しくなってきて……。

悲しい感情は、周りの人たちに広がってしまう。
たいていの人には、共感する気持ちを持っている。
いらいらしている人がいると場の空気はいらいらしたものになるし、悲しい思いをしている人がいると、周りの空気までもが悲しく沈んだものに思えてくる。
この共感する力というものは、人間味という点でとても大切なものなのではないかと思う。

さて、悲しい場になってしまったネズミの子たち。
ずーっと泣いたままなのかというと……

くまがなんだか泣いていることがおかしくなってきて、笑い始める。
すると、次々とみんなが笑いはじめ……。
そう、笑いも伝播するのである。
笑いは楽しい気分を呼んでくる。笑顔になったみんな、見ているとこちらも笑顔になってくる。

 

笑顔って、だいじだね。
シンプルだけど、笑顔がいちばん。

 

泣き顔から笑顔へ……

感情に共感するということを描いた絵本。
幼児向け。