『いぬとねこのおんがえし』──犬と猫のタッグで挑む、仏像取り返し作戦

あらすじ 昔あるところに、お金持ちな長者さんがいました。 そこでは、犬と猫が飼われていました。二匹はのんびりと幸せに暮らしていたのです。 長者さんは、毎朝、仏像を拝んでいました。 それをみた男は、長者さんがお金持ちなのは、この仏像のおかげだと思い、男は、その仏像を盗んでしまいました。 仏像を盗まれた長者さんは...

『しりとりのだいすきなおうさま』──しりとりどおりに料理がでてこないと怒る王様

あらすじ あるお城に、しりとり通りになっていないと気が済まない王様がいました。 物を並べるときも、しりとり通りにするのです。 この王様、食事の時間もしりとり通り。 しかも、最後には「プリン」で終わらなければならないので、家来たちは大変です。 しかも王様は、自分の思った通りでなければ怒るのです。 そこで家来た...

『すいすいたこたこ』──寒い国でのお正月はどんなお正月?

あらすじ 寒い国でのお正月。 どんなお正月を送っているのかな? ちょっと覗いてみましょう。   新しい年の訪れをみんなで祝おう お正月。なにはなくても、うれしくなる新年の幕開けである。 凧上げをするシロクマさん一家とあざらしさん一家。 すいすいあがる凧。 すいすい、すいすい…… そうだねえ...

『えがおがいいね』──笑顔が一番!

あらすじ 風船がパチンとはじけて、ネズミの子が泣き出した。 それを見ていた子猫は一緒に泣き出してしまう。その二匹を見ていた子犬も涙が出てきて……。 感情に共感するとは、こういうことなんだ。   うれしい、楽しいは伝播する。 ネズミの子が泣いている。 その悲しい感情は伝播していって、子猫も悲しくな...

『すっぽんぽんのすけ デパートにいくのまき』──服を脱ぎ捨ててヒーローになる

あらすじ お母さんと一緒にデパートに来た「ぼく」。 お母さんは早速自分の服選びに夢中です。 退屈しているところに、店内放送がかかりました。 なんと、犬の忍者が暴れているとか……。 大変だ、いかなくては! 「ぼく」は急いで試着室に向かい、服を……。   服を脱げばヒーロー シリーズものの三作目...

『いじわる』──いじわるは広がっていくから、にっこり笑おう

あらすじ 雪だるまを作ったたあぼう。 雪だるまを溶かされたくなくて、たあぼうはお日様に「あっちに行け」と意地悪を言ってしまいます。 言われたお日様は意地悪な気持ちになって、雪だるまを溶かしてしまいました。 雪だるまを溶かされたたあぼうは意地悪な気持ちになって……。   いじわるは広がっていくよね...

『こけしがこけて』──昔のおもちゃ……いくつのものの名前がわかるかな

あらすじ こけしがこけて、さまざまな日本古来のおもちゃや置物たちに影響を与えていく。 言葉遊びの要素が入った、楽しい絵本。   言葉遊びのちょっと楽しい絵本 こけしが こけて ……から始まる言葉遊びの絵本。 日本に昔からあるおもちゃや置物たちが総出演する。 だるま、あかべこ、おきあがり...

『いつもいつもそうかな』──言葉遊びの絵本

いつもいつも……? 励ましの絵本かと思って手に取ったのだが、ぜんぜん違った。 これは、言葉遊びの絵本だった。 内容は「いつもいつも」から始まる言葉遊びの詩、といった感じだ。 物語性はない。 たとえば、最初からこうだ。 いつも いつも かえるは すぐかえると いって いるのかな これでこのペ...

『このパン なにパン?』──丁寧に描かれるパンの絵におなかも空く

おいしそうなパンが勢ぞろい パンの絵が描かれてあり、このパンは何か当てるという食べ物絵本。 パン パン この パン なんの パン? という問いかけが、絵本の世界へ引き込んでくれる。 なにより、特筆すべきは、おいしそうなパンの数々。 写真を使わず、すべて絵で描かれたパンはみんなすばらしく、おいしそう...

『ねないこせかいチャンピオン』──みんなが眠るためには

あらすじ もうそろそろ寝る時間だよ、とパパに言われたステラ。 ステラはまだ絵本を読んでいたかったのですが、仕方ないので、ぬいぐるみのブーちゃんといなづまネズミとチョッキガエルの三人に、もう寝ようと声をかけます。 でも、三人は、寝ないと答えます。 困ったステラは、枕を取り出し、それを船に見立てて、大海原へ出る空想...
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