これがニューヨークだ
ややアートよりな絵で描かれる、ニューヨーク紹介本。
だが、旅行本のように、すみずみにわたって細かく紹介されているわけではなく、カット絵にちょっとした雑学のような解説がついているという体裁である。
旅行本ではないので、もちろんごはんのおいしいお店やおいしいパン屋さんが紹介されているわけではない。
ニューヨークの歴史から始まって、ランドマークの建物について紹介したり、ニューヨークにある個性的なものを紹介したりする。
旅行するだけでは分からない、データ的なものを中心に紹介されている。
渋滞は9000キロメートルにも及ぶとか、ニューヨークタイムズは世界でもっとも分厚くて、重たい日曜日の新聞だとか、世界でもっとも大きなお店はメイシーズ・デパートだとか、そういったニューヨークに関することが短文でぽつぽつと書かれる。
物語性はないが、ニューヨークの日常を思わせるカットや、特徴的な建物の絵を眺めているだけで、ニューヨークという町のおもしろさが伝わってくる。
写真はなく、すべて絵で描かれている。絵はリアル調ではなく、デザインアートよりの絵。それがまた、この絵本の個性として光っている。
図鑑かといえばそうでもない、エッセイ集かといえば違う、旅行記かといえば違う、不思議な位置づけの絵本である。
ニューヨークを含め、外国の町並みにあこがれをいやますような一冊だ。
ただ、外国の町並みや、風景などに興味がない子にとっては、なかなか興味のもてない内容だろう。ページ数も多いので、途中で飽きる可能性が高い。
ニューヨークのことがよく分かるが
ニューヨークを紹介する本なので、物語性はない。
また文章を読む順番もとくに決まっていないので、開いたページから読んでいくことも可能。
読み聞かせには不向きだろう。
対象は低学年から。
