あらすじ
空から降ってきた不思議な布でワンピースを作ったうさぎの子。
できあがったワンピースを着て、散歩にでます。
花畑を歩いていると、なんと真っ白なワンピースが花模様に。
それから次々と不思議なことが起こります。
雨に遭えばワンピースは水玉模様に。
草の実の中を歩けば、草の実模様に。
うさぎの子が着たワンピース、次はどんな柄になるのかしら？
かわいい不思議なワンピース
あらあらかわいい。
うさぎの子が、空から降ってきた白い布でワンピースを作るのだけど、これが不思議なワンピース。
お花畑を歩くとワンピースがお花柄に。
雨が降ると、ワンピースは水玉模様に。
実った稲穂の中を歩くと、稲穂柄に。
ここまでくると、この不思議なワンピースに釘付けだ。
おもしろいなあ、このワンピース。じゃあこんなところを歩いたら、どんな柄になるんだろう……？
……なんて想像していると、物語は思わぬ方向に展開していく。
なんと、稲穂柄のワンピースの実を、小鳥たちが食べに来て……
ワンピースは鳥の柄に！
小鳥の模様になったせいで、うさぎの子は空を飛ぶ。
なんてすてきな奇跡だろう。
空を飛んだら、虹に遭遇。
ワンピースの柄は虹色に。わあ、これはなんてすてきな虹色のワンピース。
奇跡はまだまだ終わらない。
夕焼けになった空の中を飛ぶと、ワンピースは夕焼け模様に。
そして夜がきて、うさぎの子は眠ってしまって……
目が覚めたら、野原。
なんとワンピースは、星空模様になっていた！
そしてまた、うさぎの子はご機嫌で歩いていく。
今日は、ワンピースはどんな模様になるのかしら？
不思議なワンピースがもたらす、次はどんな柄になるのだろうというわくわく感。ワンピースに対するあこがれ。
お気に入りのワンピースを着れば、気持ちも軽やかになるよね。
そんなすてきを詰め込んだ、不思議でかわいい絵本。
不思議なワンピースでご機嫌に
話はシンプルだが、不思議な話に引き込まれていく。
ワンピースの柄が次々と変わっていくところは、乙女心に響くだろう。
どちらかといえば、女の子向けかもしれない。
読み聞かせ映えしそうだ。
幼児向け。
