絵本紹介 『心をビンにとじこめて』──喪失の悲しみから身を守るために、少女がとった行動とは 2018年4月13日 おとな向け喪失の悲しみ小学校高学年から考えさせられる あらすじ 世界の不思議に頭がいっぱいだった少女は、祖父と一緒に楽しく過ごしていた。 目にするものはすべて新鮮で、謎に満ちていた。 それを見守ってくれていた...
絵本紹介 『ぼくはだれもいない世界の果てで』──自然の中で暮らすということ 2018年4月11日 おとな向け小学校高学年から美しい考えさせられる読み聞かせ不向き あらすじ ある少年が世界の果てに住んでいた。 そこは美しい自然にみちあふれていた。 少年はそこで、質素な生活をしていたが、それでも満たされていた。 とこ...
絵本紹介 『たまご』──大きなたまごから生まれたものを人間はどうするのか 2018年4月6日 おとな向け小学校高学年から想像力文章なし読み聞かせ不向き 文章がないので内容は想像するしかない 木炭で描かれた、文章のない絵本。 木炭で描かれているので、黒一色である。 文章がないので、絵を見ながら内容を推し量っ...
絵本紹介 『リヤカーマンを知ってるかい?』──生き方の指針を示してくれる 2018年4月2日 おとな向けティーンズ向け写真励まされたいとき小学校高学年から深い物語性なし読み聞かせ不向き 人はみんな旅人 リヤカーマンとは、リヤカーを引いて、歩いて大陸を横断することを繰り返している旅人、永瀬忠志氏のことである。 彼は19歳のときに日本縦断を果た...
絵本紹介 『ゆうれいにあげたおみやげ』──昔の愛はもう二度と 2018年1月16日 おとな向けオバケ小学校高学年から あらすじ 恋人エルビーラの元を去って二年、ヴィンセンテは再びエルビーラの元に戻ろうとしていた。 一度は愛し合った仲だったが、エルビーラの嫉妬深さに苦しみ、ヴ...
絵本紹介 『ぜつぼうの濁点』──濁点、どん底からの復活 2018年1月9日 おとな向けティーンズ向け不思議励まされたいとき小学校高学年から意味深感動したいとき読みつがれる本読み聞かせ不向き あらすじ 昔あるところに、言葉の世界があった。 その真ん中に、ひらがなの国があった。 ひらがなたちはくっつき合って、意味を持つ単語になり、仲良く暮らしてい...
絵本紹介 『ムシャノコウジガワさんの鼻と友情』──大きな鼻の引き起こす悲喜こもごも 2017年12月28日 ナンセンスコメディ児童書小学校高学年から皮肉 あらすじ 昔々、ムシャノコウジガワという大きな大きな鼻をを持った人がいました。あまりに大きな鼻なので、歩くたびに地面にめりこんで、大きな穴があくほどでした。...
絵本紹介 『カーリンヒェンのおうちはどこ?』──難民問題を扱った絵本 2017年12月11日 小学校高学年から深い難民問題 あらすじ 空から火が降ってきて、カーリンヒェンは住んでいたところから逃げ出しました。 おなかが空いても、気にかけてくれる人は誰もいません。 カーリンヒェン...
絵本紹介 『電信柱と妙な男』──厭世感の漂う童話 2017年12月10日 おとな向け不安小学校高学年から意味深深い あらすじ ある町に、妙な男が住んでいた。 この男は、昼間、絶対に外を出歩かなかった。 この妙な男は、みんなが寝静まった深夜に、一人でぶらぶら散歩するのか好...
絵本紹介 『フランクとぼく』──ぼくと年上の親友の交流をリアルに描く 2017年12月10日 児童書友情友達小学校高学年から あらすじ フランクという、二つ年上の友人がぼくにはいる。 ぼくは、フランクを親友だと思っていた。フランク本人はどう思っているかはわからない。 でも、ぼくに...