ジジきみと歩いた

ぼくがとりそこなったボールは、なぜか見つからないことが多い。-どこへ消えたんだ?草むらをかきまわしていてギョッとした。ぼくのそばに、じじむさい顔の犬が、ぬうっと立っていたのだ。-へったくそ。しっかりとれよ!と、そいつはいっているようだった。それが、ぼくたちとジジとの出会いだった。小学校中学年から。小川未明文学賞第15回...

妖精ピリリとの三日間

虫が大好きなサヤコは、ある日、光る巨大なセミと出会う。「ピリリ」と鳴くそのセミは、サヤコ以外の人にはなぜかかわいらしい妖精に見えるらしい。いつのまにか妖精のうわさが広まり、サヤコたちはテレビ局に追いかけられることに。ピリリとその仲間たちはどうなる?!第26回福島正実記念SF童話賞大賞作品。小学校中学年向。...
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