かっぱ

岩手県遠野の人・佐々木喜善が故郷で見聞きした怪異の物語を、柳田国男が書きのこした名著『遠野物語』。京極夏彦による新たな語りと、未分化の闇をはらんだ絵が一体となり、初の本格絵本シリーズとして現代によみがえる!豊かな伝承にいろどられた山や川や里の、そこかしこにひそむ不思議な世界は、ときに妖しく、ときには謎と驚きに満ちて、百...

まよいが

女房はそれを拾った。とてもきれいだったからだ。京極夏彦のえほん遠野物語。百年をこえて語りつがれる「怪談の原点」が絵本でよみがえる。...

夕暮れに外で一人で遊んでいる子はね……『ことりぞ』

夕暮れ、お面をつけた少女が一人で遊んでいると……   絵で語る妖怪の話 文章が極端に少なく、絵がメインにも思える一冊。 繊細で緻密なイラストが、夕暮れの薄ら寂しさと不安な気持ちをかきたててきます。 絵は美しいのに、どこか落ち着かない気持ちにさせる内容です。 メインの女の子はなぜか古風なお面を被...

何かがいる。いるような気がする──『いるのいないの』

百鬼夜行シリーズ等で知られる作家、京極夏彦氏の書かれた怪談絵本。 不安げに天井を見上げる少年が、いやがおうにも不安を掻き立てさせます。 そう、これは怖い本なのです。   文章の持つ力と、絵の持つ力が合わさって、さらにこわい…… おばあちゃんの家で暮らすことになった少年。 おばあちゃんの家は、...
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