一年中わくわくしてた

ゆたかな田畑、虫たちのこと、鳥の羽の色や歌声、季節をかざる草花や木の実…。自然をこよなく愛したロアルド・ダールは、人生の最後の年に、日記を書いた。最初はほんの二、三行ですませるつもりだったのに、過ぎ去った日々のさまざまな思い出があふれー。幼少時代や青春時代のあれこれが風景に溶けこんで、忘れがたい一冊になりました。...

まぜこぜシチュー

ウサギとカメは、どちらが速い?裸でポーズの王様は、どうなる?「ひらけ、ゴマ!」を見たアリババは…?グリム童話も、マザー・グースも、アラビアン・ナイトも、ごらんのとおり。ロアルド・ダールの手にかかったならば、こわくて、おかしくて、恥ずかしい話に変身。...

きゃくいんソング

ロアルド・ダールの作品は、世界の42か国語に翻訳され、およそ1億人もの子供や大人たちに愛されている。軽快で皮肉たっぷりの文章と思いもよらない物語の成り行きが、人気の大きな秘密となっている。物語の中に数多く登場する詩や歌も、人気の的。そこには、ダールの世界の面白さがふんだんに詰めこまれている。本書は、こうした詩や歌だけを...

チョコレート工場のひみつ

チャーリー・バケツはチョコレートが大すき。そして、ウィリー・ワンカさんは、世界一の発明家です。そのワンカさんが、世にもめずらしいチョコレート工場の門を、5人の幸運な子どもたちにひらいてくれることになりました。あたれば、一生の宝!大玉キャンディーやクネクネがし、とろりととけたチョコレートの川ーチャーリーにひつようなのは、...

したかみ村の牧師さん

若いノリス牧師が初めて村の教会にやってきたとき、村人たちは、目を白黒させたり、おったまげたり…。というのも、牧師の口から、とんでもない言葉がぽんぽん飛び出したから。ある婦人を訪ねて、「初めまして、アホンダラーさん」ぶどう酒をどのくらい飲んだらよいか聞かれて、「消化に好きな小便でしょう」いやはや、てんやわんやの大騒ぎにな...

ぼくのつくった魔法のくすり

土曜日の朝、ジョージは、おばあさんと二人きり。ところが、このおばあさん、いじわるで、身勝手で、椅子にすわったまま、ブーブー文句ばかり言っている。ジョージは、仕返しをしてやりたくなった。何か、とてつもないやりかたで…。ふと、おばあさんのくすりびんが目にとびこんできた。そうだ!新しいくすりをつくってやろう。頭のてっぺんをド...

へそまがり昔ばなし

昔ばなしの主人公は、ふつう「いい子」に決まってる。だけどロアルド・ダールは、「いい子」が好きじゃないらしい。シンデレラは、サイテーな王子に愛想をつかし、白雪姫は、競馬で当てて億万長者。赤ずきんときたら、ピストルぶっぱなして、それはもう…。ダールがこっそり教える、びっくりどっきり、ホント(?)の昔ばなし。...

マチルダは小さな大天才

マチルダは天才少女。三歳になる前に字が読めるようになり、四歳で、有名な文学作品も読みこなす。ところが両親ときたら、そんな娘を「かさぶた」あつかい。「物知らず」だの「ばか」だのと、どなりちらしてばかり。学校にあがると、そこには巨大な女校長がいて、生徒をぎゅうぎゅう痛めつけている。横暴で高圧的な大人たちに頭脳で立ち向かうマ...

ガラスの大エレベーター

ワンカ氏ご自慢のガラスの大エレベーターに乗ったチャーリー一家。あの有名なチョコレート工場へ帰るはずが、高度を上げすぎて、なんと宇宙に飛び出してしまった。そこに浮かんでいたのは、アメリカご自慢の巨大宇宙ホテル。中にいたのは、あろうことか害獣クニッド。あやうし、ガラスの大エレベーターご一行!しかし、ワンカ氏の目はチカチカっ...

すばらしき父さん狐

ブヨブク、ブクゼニ、ゼニシブリは、金持ちの農場主。みんな、いけ好かない、しみったれ。そんな三人が飼育しているニワトリやアヒルや七面鳥を、ちょいと失敬するのが父さん狐の仕事。三人は怒り狂って追いまわすが、父さん狐はつかまらない。ある日、巣穴を見つけて、大々的にトラクター攻撃。狐の一家は、地下にトンネルを掘って脱出開始。そ...
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