キャベツ姫

むかしむかしあるところに、それはそれはおこりんぼうで、口の悪い王様がおりました。ある秋の日のひぐれどき、森の王と名のる不思議な男に、「あなたの姫を、むすこの花よめにほしい」と言われておこった王様は、つい悪口を言ってしまいます。すると王様は、悪口がすべて本当になる魔法をかけられてしまい…。イメージの魔術師エロール・ル・カ...

アルフィとくらやみ

明かりをつけると、くらやみは、どこへ行っちゃうんだろう?アルフィは、ふしぎでたまりません。ある夜のこと、アルフィは、くらやみに話しかけてみました。なんと、くらやみくんが、こたえてくれたではありませんか…。アルフィとくらやみのお話を聞いたら、あなたもきっと、びっくりしますよ。...

かしこいモリー

モリーはふたりの姉とともに森で道にまよい、人食い大男の家にたどりつきました。あやうく食べられそうになりましたが、知恵をしぼって逃げだします。ところが、おしろに住む王さまの頼みでまた大男の家にしのびこむことに…。イギリスにつたわる昔話に、イメージの魔術師エロール・ル・カインが華麗な絵をつけました。...

おどる12人のおひめさま<新版>

「イメージの魔術師」と呼ばれた絵本作家エロール・ル・カイン。いま、よみがえるめくるめく色彩と魔法の幻想世界。原書の色味を再現した、美しい新版の登場です。...

三つのまほうのおくりもの

むかし、ロシアの村に、ふたりのきょうだいがいました。どちらもイワンという名前です。にいさんのイワンは、かねもちで、おとうとのイワンは、びんぼうでした。イギリス児童文学作家リオーダンがロシア民話をベースに再話し、「イメージの魔術師」エロール・ル・カインが色彩豊かに描きだした、とおくはるかなロシアの村の、ふたりの兄弟のもの...

ハイワサのちいさかったころ

ハイワサは月の娘ノコミスおばあさんにたくさんのことを教えてもらいました。ホウキ星、冬の夜、月の姿、ホタルのうた、虹…。みんな、みんな、ふしぎなコトバで語りかけてくるのです。耳をすまし、鳥や動物たちと話すハイワサ。インディアン神話の美しいふしぎをとらえたロングフェローの詩とル・カインの流麗なイラストがすばらしい絵本になり...

1993年のクリスマス

「わしのつとめは、あたたかい心をくばること。けれど、むかしにくらべ、地球は旅行がしにくくなったわい。」クリスマスプレゼントを子どもたちにくばるため、サンタ・クロースの1年はあっというまにすぎてしまいます。いろんな国にていしゅつする書類は、50万まいもひつようですし、リストどおりにプレゼントがつくられているか、かくにんし...

アーサー王の剣

はるかなむかし、ブリテンの国に、アーサー王という名だかい王さまがおりました。ある日アーサー王は、湖の姫から、魔法の剣エクスカリバーをさずかりました。ところが、アーサー王の姉モルガナがその剣を盗みだして…。イギリスで古くから語りつがれてきた有名な騎士物語・アーサー王伝説を、「イメージの魔術師」エロール・ル・カインがユーモ...
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