『さびしがりやのドラゴンたち』──心優しい騎士と三匹の眠れないドラゴンの話

あらすじ あるところに三匹の小さなドラゴンがいた。 ある夜、騎士が塀の上の見張り番をしていたら、遠くから鳴き声が聞こえてきた。騎士は何事かと馬で駆けつけると、ドラゴンのうち一匹が言った。 のどが渇いていて眠れないから水を飲ませてほしい、と。 心優しい騎士は言うとおりにしてあげて、ベッドに寝かせてあげた。 そし...

『へそまがり昔ばなし』──ダークでブラックな童話パロディ、ポップに人が死ぬ

あらすじ 昔々のお話を ノリノリ語調でブラックに パロディしてみた 短編集 『へそまがり昔話』とあるが、へそまがりの域を越えている感も拭えない、ブラックかつシュールなパロディ集。 シンデレラにはじまり、ジャックと豆の木、白雪姫と七人のこびと、三匹のくま、赤ずきんちゃんとおおかみ、三匹のこぶたを、ブラックに、かつ...

『いぬのおしりのだいじけん』──犬がおしりの匂いをかぐわけ

あらすじ ワンワンまつりの日には、豪華なパーティが開かれます。 世界中から、いろんな種類の犬たちが集まり、楽しく過ごすのです。 会場に着くと、ドアに張り紙が。 おしりを脱いで、おしりかけにかけてくださいというのです。 そこで犬たちは、行儀よくおしりを脱ぐと、おしりかけにかけました。 さて、席に着くと、パーテ...

『キラーキャットのホラーな一週間』──引かぬ媚びぬ顧みぬ!猫のある意味ホラーな一週間

あらすじ 月曜日、猫のタフィは小鳥を殺した。 だって、小鳥のやつが追いかけっこしようって誘ってきたからだ。猫なら、小鳥を追いかけて当然だろ。 火曜日、小鳥のお葬式。 庭の花壇で遊んだら、飼い主達が文句をブーブー言ってくる。 花壇が荒らされるのがイヤなら、猫なんか飼うなよって話だ。 水曜日、タフィは死んだ...

『びくびくビリー』

あらすじ ビリーはいつもびくびくしていた。 眠るときになると、心配ごとが次々とわいてきて、よく眠れない。 おばあちゃんの家に泊まったときもそうだった。 心配ごとが次々わいてきて、眠れない。 ビリーは、おばあちゃんに相談した。 すると、おばあちゃんは手のひらに収まるほどの小さな人形を持ってきて...

キャベツ姫

むかしむかしあるところに、それはそれはおこりんぼうで、口の悪い王様がおりました。ある秋の日のひぐれどき、森の王と名のる不思議な男に、「あなたの姫を、むすこの花よめにほしい」と言われておこった王様は、つい悪口を言ってしまいます。すると王様は、悪口がすべて本当になる魔法をかけられてしまい…。イメージの魔術師エロール・ル・カ...

レッスン

全米の大ベストセラーが日本で小さな絵本に生まれかわりました。アメリカの人気詩人、キャロル・リン・ピアソンがつむいでくれたのは「呼吸が楽になる」「まなざしが深くなる」そんな物語です。...

チューリップ・タッチ

麦畑の光の洪水の中で、あたしは初めてチューリップに会った。そして、離れられなくなった。あたしたちは二人で、どこへでも行ったし、なんでもした。そう、ウソをつき、友だちを傷つけ、大人たちをからかった。ある日、空っぽの古い家畜小屋に火をつけた。空をなめる大きな炎と黒いけむり、舞い上がる火の粉。あたしは走った。全速力で…。生ま...

こぶたは大きい

大きいものってなんだろう?さあ、こぶたといっしょに、さがしにいこう。うし?くるま?さいごにたどりついたこたえは…。...
1ページ中4件目