『ぼくのドラゴン』──その世界では、みんなに一匹ずつドラゴンの相棒があった

あらすじ アオバには、一番の相棒がいる。ドラゴンのアオだ。 だけど、村の決まりで、ドラゴンの相棒のことはみんなには内緒だった。 村の人には、みんな一人に一匹、ドラゴンの相棒がいる。 ドラゴンの相棒のことは、みんなには内緒にしているのだ。 アオバとアオは、いつも一緒にいたが、大きくなるにつれ、だんだん離れている...

ぼくのドラゴン

その村では赤ちゃんはみな、ドラゴンの卵をにぎって生まれてきます。その卵がかえって、生まれた子の一生の『あいぼう』になるのです。生まれてすぐ、ドラゴンはその子にしか姿を見せなくなり、他のだれも口や手を出さなくなります。アオバという男の子と、あいぼうのドラゴン、アオの成長の物語。...