斎藤隆介童話集

磔の刑が目前にもかかわらず、妹を笑わせるためにペロッと舌を出す兄の思いやりを描いた「ベロ出しチョンマ」、ひとりでは小便にも行けない臆病者の豆太が、じさまのために勇気をふるう「モチモチの木」などの代表作をはじめ、子どもから大人まで愉しめる全25篇を収録。真っ直ぐに生きる力が湧いてくる名作アンソロジー。...

ふき

ふきのおとうは、木こりの名人だ。おとうが、しごとをしている最中はだいば山の大男・大太郎と、せっせっせをしたり、のしろの町の話をして、あそんでいた。あるとき、でんでろ山の青おにが、山をあらしにやってきた。ふきのおとうが、たちむかったが、青おににやられてしまった。ふきは、おとうのかたきの青おにに、たたかいをいどんだ。そのと...

モチモチの木

夜ひとりではセッチンにいけない、おくびょうな豆太。ところがある夜、目をさますと、ジサマがハライタでうなっています。豆太は夜道をすっとんで、イシャサマをよびにいきます…「モチモチの木」など、13のお話集。1967年に出版されて、日本の児童文学に新しい風を吹きこんだ『ベロ出しチョンマ』を2分冊。日本児童文学の歴史に残るロン...

ブーちゃん

藤城清治が30歳のときに描いた猫の原点。...
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