土神ときつね 2017年10月6日 日本図書館協会選定図書 一本の樺の木など、自分にどれほどの価値があるものか、と土神は繰り返し自分で自分に教えた。それでもどうしても悲しくて仕方なかったのだ。 ことに、ちょっとでもあのキツネのことを思い出したらまるで体がやけるくらい辛かったのだ…。 恋心と嫉妬心が招いた悲しい物語を、色彩豊かな油絵で美しく妖しげに描か...
ふどうぼう 2017年10月4日 みんなのあこがれ、おたきさんとけっこんできることになったきちこう。おもしろくないなかまたちは、ゆうれいさわぎをおこして、なんとかじゃましてやろうとかんがえますが…。...
ゆうれいのまちに行ったら──『ゆうれいのまち』 2017年9月7日 真夜中、ともだちがやってきて、窓をノックする。 ゆうれいのまちに行こうって。 ともだちに連れられて、足を踏み入れたゆうれいのまち 真夜中、友達に「ゆうれいのまち」に行こうと誘われて、「ぼく」は家を抜け出し、「ゆうれいのまち」へ。 最初は誰もいない町でしたが、そっとしずかに建物のかげを覗いたら...