『ねつでやすんでいるキミへ』──大切に思っているよの気持ち

熱を出した我が子に…… タイトルそのままの内容である。 熱で幼稚園(または学校?)を休んでいる子に向けた、メッセージとなっている。 物語的な展開はなく、まるで熱で休んでいる子に向けて書かれた手紙を読んでいるような感覚に陥る。 優しく語りかけるような文体で、大切な子が安心できるような内容となっている。 未来のこ...

はしるチンチン

それはほんとによくはれた日でした。虫がおどろき、雲がながれ、犬にほえられ、小石をけとばし、コドモのニオイが野原いっぱいにひろがり、コウキくんは、ずんずんさきへはしってゆきます。朝日新聞連載「地球防衛家のヒトビト」でおなじみ天才漫画家が描くチンチンの賛歌。...

したきりすずめ

大きいつづらと、小さいつづら、かわいい子すずめのお土産はどちらを選ぶのが正解か…… 日本五大昔話のひとつ『したきりすずめ』は鎌倉時代初期には原型があり、さまざまな形で全国に伝わっています。そのおなじみのお話が、軽快で痛快な絵本になりました。童話作家・山下明生が、物語を鮮やかにうかびあがらせ、漫画家・しりあがり寿が、昔話...

ねつでやすんでいるキミへ

そういえば、キミとふたりきりでこうしているのは、ずいぶんひさしぶりのきがするね。ごめんね、あまりそばにいられなくて。ごめんね、いろいろあっていそがしくって。オトナからコドモへ、親から子へ、いま言えることを。天才マンガ家が描く、まっすぐであったかい絵本。...

おそばおばけ

いつも元気なおそばは、ぼくを穴にひっぱりこんだ。「そばばばーん!」と出たおそばおばけを「つるつりつるつれつろ」。「ぼくは おそばと あそぶのが すき」穴からにゅっと出た「おそば」をおはしでつまむと、おそばがあちこち動きまわり、穴に引っぱりこまれて、「そばばばーん!」と飛び出して…。あかちゃんからたのしめるユーモア絵本。...