あらすじ
急いでお出かけします。
あっ、忘れ物!
いけないいけない、家に帰ってもう一度急いで支度してお出かけします。
……もう忘れ物はないよね?
では出発……
……
……あっ! 忘れ物!
いけないいけない……。
急いでお出かけしたから……
急いでおでかけしたせいで、いろいろ忘れ物が……。
いってきまーすと出かけては、忘れ物に気がついて帰る、を繰り返す絵本。
全体的にとぼけた雰囲気のある話になっていて、見ているとほほえましくも笑ってしまう。
なにせ、最初に気がついた忘れ物は、靴を履くこと。
裸足で出かけて、「あっ」と気がつく。
急いで靴を履いて再び行ってきます、と出かけるも、あれこれ忘れていて、そのたびに家に帰るのだ。
ついには、忘れ物じゃない忘れ物をしてしまう。
おうちに帰って、お父さんに尋ねたことには──
「ねえ ぼく どこへ ゆくんだっけ?」
「つりに ゆくのじゃなかったのかい?」
あらら。目的すらも忘れてしまったなんて……
……うん、よくあることだけどね!
違う部屋に行ってから、「はて自分はなにをしにきたのだろうか」とは、よくあることだ。
それで、もう忘れ物はないかな? ないよね? 大丈夫だよね?
……と、思ったら。
あらあら、肝心なものを忘れちゃってまあ。
個性的な絵柄が魅力的
個性的で特徴のある絵柄は見ていてとても心が和み、話の内容も相まって心がほんわりする。
文章量は少な目。幼児向け。
