あらすじ
「あなたはだあれ?」からはじまる、おもしろおかしい掛け合い絵本。
正体を突き止めるんじゃなくて、張り合ったり、おもしろい返しで展開していく……?
独特のユーモアが利いた、おもしろい絵本。
あなたがそれなら私はこれ
タイトルそのままに『あなたはだあれ?』で当てていく本かと思ったらそうでもなかった。
「あなたはだあれ?」「うさぎさん」と展開していくので安心していたら、次のページは「じゃ わたしはおおかみ」「まいった!」とへんてこな展開になっていく。
だんだん、化け比べのような状況になっていくのがおもしろい。
安易な絵本かと思ったら大違い。「あなたはだあれ?」からはじまる一連の掛け合いは、漫才を見ているかのようだ。ツッコミはさえ渡り、思わずそうくるか!となる。
そしてこの掛け合いは、白熱し、「あなたはだあれ?」と聞かれる前に化けて見せるなどの展開を見せる。
次々といろんなものに化けてみせる終盤の展開は、まるで化け比べのよう。彼らは実は狐か狸なのではないか。そんなことまで考える。
最後はほっこりとしたオチで、思わず頬がゆるんでしまう。
「つぎはなに?」の一言が、また楽しい化けあいがはじまるんじゃないかとわくわくさせる。
ちょっとした空いた時間に読める、おもしろい絵本だ。
読み聞かせに向いていそうな
字数は少なく、読むのに時間がかからないだろう。
読み聞かせに向いていそうな構成と内容をしている。盛り上がりそうだ。
幼児向け。