『キャベツくんとブタヤマさん』──つり橋の上の食べたい人と気にしていない人、独特の世界観

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あらすじ

山の中の高いつり橋の上に、キャベツくんとブタヤマさんがいました。
ブタヤマさんはおなかが空いているようです。キャベツくんを見て、舌をぺろりと出しました。

下の川から、突如、大きな魚が顔を出しました。
魚は、二人を食べようとしているようです。

そこへ、大きな蛇がやってきて、二人は蛇の上に乗ってしまいました。
ブタヤマさんは怯えて、震えています。

下には魚、つり橋の上では蛇に乗っている二人。
二人は一体、どうなってしまうのでしょうか……?

 

個性的な世界観と独特な絵で描かれる、先の読めないお話

独特で個性的な世界観が特徴の一冊。
つかみ所のないところがなんとも魅力的に映る。

タイトルのとおりに、キャベツくんとブタのブタヤマさんが登場するのだが、話は突然山の中の高いつり橋の上から始まる。
キャベツくんやブタヤマさんが一体どういったキャラクターなのかは一切説明がない。
絵でキャベツくんとブタヤマさんの姿が分かるぐらいだ。

だが、話を見ていると、どうやら、ブタヤマさんはおなかが空いていて、キャベツくんを見てペロリと舌を出したというのだから、キャベツくんを食べたいと思っているらしい。どっちも人型をしているので詳しく想像するとちょっと怖い。

 

世の中にはつり橋効果というものがあるのだがまさか……。

 

……なんてことはたぶん全然関係なく、物語は渓谷から大きな魚が頭を出すことで展開していく。
大きな魚は、キャベツくんとブタヤマさんを食べようとしている様子……。
本書、脈絡というか、何の理由もない状態で、突然何かが起きるので、想定できない楽しみがあって面白い。
大きな魚が登場したと思ったら、次は唐突に、大きな蛇がやってくる。
蛇は釣り橋を伝ってやってきたので、二人は蛇の上に乗ってしまう。

本当に何が起きるのか分からない。ページを開いてのお楽しみ、というところが何とも面白くて、私は好きだ。

次から次へと、突拍子もない生き物が登場し、最後はあれがこうなって……言葉で説明すると面白みが半減するのがもどかしい。

しかしつり橋の上で、大きな生き物が現れて命を狙われ怯えるブタヤマさんは、これが最期と悟ってか、キャベツくんに告白する。

「もうだめだ。ぼくは キャベツくんを
いつも たべたい たべたい
と おもっていたんだ。
ゆるしてね
ゆるしてね」

やっぱり食べたいと思っていたのかブタヤマさん。
しかも、いつも食べたいと思っていたとは……よく考えたら怖いな、ブタヤマさん……。
それを受けて、キャベツくん。

「きにしない
きにしない」

キャベツくん、器でかすぎだろう!!!!

 

二人がつり橋の上でどうなったのかは……読んでみてのお楽しみ。
豪快なまとめかただ。
話を読んでいく中で、ブタヤマさんの性格や、キャベツくんの性格が分かってくるのがまた面白い。

 

さてはて、この一件で二人の関係はどうなったのかというと……
うーん、実は君ら、仲がいいんでないかい?

 

独特な絵柄と話の展開が面白い一冊

独特な絵柄と、想像もつかない展開が読んでいて楽しい。
ちょっと傲慢そうなブタヤマさん、親切そうなキャベツくん。
片方は相手のことを食べたいと思っているのに、片方は別にそれを気にしていないという、二人の不思議な関係も独特で面白い。

ナンセンスともいえなくもない突拍子のない話の展開は、読み聞かせ映えしそうだ。
ただ、主に幼児向けかと思われる。

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