あらすじ
騎士になることを夢見る、スナッフ。
彼は、サー・トーマス・マグパイの見習いをしている。
今日も、騎士のレッスンをうけるスナッフ。だけどなかなか成績はよくない。
サー・トーマスのブーツがネズミにかじられたので、ブーツ屋に持っていくことにした二人。
すると、偶然にも、ブーツ屋には泥棒が入っていて……。
ブーツ泥棒を撃退せよ
騎士になることを夢見、サー・トーマス・マグパイの見習いをしているスナッフ。
ある朝、ブーツがかじられていたサー・トーマス・マグパイは、スナッフに修理を任せます。
見た感じ、サー・トーマス・マグパイ、あんまりお金持ちではなさそうである。そう思っていたら、お金がないので馬が一頭しかいないことが判明。やっぱり貧乏だった。
スナッフの馬はいないので、出かけるときは、サー・トーマス・マグパイと馬に乗る。後ろに。バイクでいうニケツである。
でも、サー・トーマス・マグパイは癖があるがわりといい人のようで、スナッフに騎士のレッスンを授けてくれたりしている。なんだかそれもままごとのようにしか見えないのだが、騎士が見たらちゃんとしたレッスンなのだろう。たぶん。
そこでのスナッフの成績はどうかというと……うん、あんまりよくないらしい。
ところで、ネズミにかじられたサー・トーマス・マグパイのブーツ。これはもう素人の修繕ではどうにもならないレベルだった。仕方ないので、ブーツ屋に持っていくことにする。
ブーツ屋に持っていくと、ちょうど四人の男がブーツを手にして出ていくところだった。
なんだなにがあったとブーツ屋に尋ねれば、男たちは泥棒で、荷車をひいてまたやってきてブーツを盗むつもりだという。
また帰ってくるのがわかっていれば、しかるべき機関に連絡して一網打尽にしてもらえばいいのではなかろうかと思うのだが、ここは騎士だ。サー・トーマス・マグパイは何とかしようとする。しかし四人もの男、相手にできるはずもない。
しかしここでスナッフはひらめいた。男たちを撃退する方法を。
スナッフの思いついたのは、四つん這いになってブーツを手足に履き、店の外を歩き回ってたくさんの人がいると見せかけるというアイデアなのだが、これがうまくいく。泥棒たちはおそれをなして逃げていくのだ。意外とチョロい泥棒たちである。
そうして、お礼にとブーツ、それからスナッフの馬をもらってめでたしめでたし……という話である。
スナッフは騎士のレッスンの成績はふるわないかもしれないが、知恵と機転がきく。
それを武器に、きっと……たぶん……騎士になれることだろう。
文章の量は多い
文章の量がやや多め。
体感としては話が長く感じた。
低学年向けだろう。