あらすじ
はりもぐら(ヤマアラシ?)が、自然にふれつつ、疑問を投げかけていく。
その質問は、自然に寄せて、哲学的。
思索したい人に。
絵本を読んで、哲学をする
はりもぐら(ヤマアラシ?)が、自然にふれつつ、疑問を投げかけていくという本。
対象を幼児に設定しているためか、物語はなく、ただ、疑問を投げかけていくだけで話が進んでいく。
このはなが さくまで
どれだけ じかんが かかったの?ちいさな ありは いままで
なんど ふまれそうに なったの?
こんな感じの問いが、最後まで続く。
答えが提示されることはなく、質問されっぱなしで終わる。ある意味でメッセージ性が高い絵本だといえるが、答えがはっきりしない、または答えにくい質問が続くため、残念ながら読んでいくうちに、質問の切れ味は薄れ、メッセージ性も鈍ってしまう。
印象としては、哲学的。
好みが分かれるだろう。
かわいらしい絵と、哲学的な問い
かわいらしい絵と、哲学的な問いが繰り返される絵本。
問いに正解がないため、読み聞かせすると逆に答えを求められて大変な目に遭いそうだ。読むときは一読必須。
幼児向け。
もしかしたら、おとな向けに書かれた絵本なのかもしれない。