あらすじ
夜。
お月様をのぞいて、みんなが眠っています。
……と思ったら、まだ起きている子がいました。
コッコさんです。
お月様は、優しく語りかけ、コッコさんにもう眠るように言うのですが……。
眠らないもん……
もう夜。
お月様をのぞいて、みんな寝静まっているのに……
おや、起きている子がいるよ。
そう、コッコさん。
お月様は、コッコさんに、こう言う。
「コッコさん おやすみなさい。
もう そらの くもも ねむったよ」
だけど、コッコさんはこう答える。
「そらの くもが ねむっても
コッコは ねむらないもん」
うーん、困った。
お月様は、池の水が眠ったからとか、池の魚が眠ったから、とか言葉を重ねてもうおやすみなさい、とコッコさんに声をかける。
でも、コッコさんは眠らない。
しかし、お月様の示していたものは空の雲から、だんだん、コッコさんの身近なものになっていく。
最後は、コッコさんのおてても眠ったよ、となる。
それでも寝ない、といっていたコッコさんだったが……
気がつけば……眠って……しまう……という結末……だ……(寝た)
お月様の優しい語りかけと、コッコさんの眠らないもんという掛け合いがだんだん眠気を誘ってくる一冊。
眠る前の一冊に最適だ。
コッコさんというタイトルから、にわとりがでてくるのかと思ったらぜんぜん違った。
眠る前に読むとほっとするような絵本だった。
眠る前に
文章は少な目に、ゆっくりとした同じ展開の繰り返し。眠気を誘う一冊だ。
眠る前に読みたい。
幼児向け。