あらすじ
アリの探検隊、チョロ、コロ、トロ。
三人は大きな大きなリンゴを見つける。リンゴをシャベルで掘りながら、中を進んでいくと、なんと、リンゴの中には、リンゴジュースの海が広がっていた……。
その海を即席の船で進んでいくと、そこにあったのはリンゴの国だった……。
不思議な冒険をするアリの探検隊
アリの探検隊、チョロ、コロ、トロの不思議な冒険。
ナンセンスともいえる展開をするが、そこがまた不思議でおもしろい。
探検隊のチョロとコロとトロ。
出会ったのはみたこともないほど大きな大きなリンゴ。
「よし、きょうは この りんごを
たんけんする。」
「さんせい!」
というわけで、このリンゴを探検することになるのだが……。
リンゴを探検……?
チョロ、コロ、トロは、スコップでリンゴを掘りながら中を進んでいった。
リンゴを探検っていうのはこういうことだったのか……。
三人は掘ったリンゴを食べながら、進んでいく。すると、ぽっかり開いた広場にでた。
そこには種があり、そして海があった。リンゴジュースでできている海だ。遠くまで続いている……。
三人は、種を加工し船を造り、リンゴジュースの海に繰り出した。
船をこいで、こいで、ようやくたどり着いたのは、リンゴの国。
その国は、なにもかもがリンゴでできていた。リンゴの家、リンゴのバス、リンゴの噴水……遠くには、リンゴの城もある。
三人は、リンゴの城に行き、そのリンゴの城の中もリンゴだらけだということに驚いた。柱はアップルパイでできていたのである。
つまみぐいをしてしまい、柱がボキ!上から落ちてきたのは、リンゴの王様である。
リンゴの王様はカンカン。
三人は謝るが、とうてい王様の怒りは静まりそうもなく、逃げ出す。
逃げる場面が迷路になっていて、ちょっと楽しめる。
ようやく城の中から逃げ出した三人だったが、そのまま階段を登り続ける。階段はお城の外の空の上まで続いていたが、三人は構わず登り続けた。
すると、その階段はお日様まで続いていて、三人はお日様の中に飛び込んだ。
まるで、お日様が空にあいた穴のようだ。
お日様に飛び込んだ三人がたどり着いたのは……
もといた場所だったのである。大きな大きなリンゴのそば……。
あれは夢? 幻?
だが三人は、おもしろい冒険だったねと語り合いながら、次の冒険に思いを馳せつつ、山道を帰っていったのである。
かくして、三人の不思議な探検は終わりを迎えたのであった。
大きなリンゴの中に広がる、リンゴジュースの海とリンゴの国。
たぶん、もう一度行こうと思っても行くことはできないだろう。
そんな不思議な魅力あふれる冒険だった。
文章の量はふつう
文章の量はふつう。
幼児、低学年向け。
