あらすじ
ある日、目が覚めたら腕がなくなっていたロボット。友達のロボットと一緒になくなった腕を探しますが……。
圧倒的な切り絵で語られる、ちょっと不思議な世界観の絵本。
細やかな切り絵の世界の魅力
黒の切り絵で描かれる絵本。ページを開けば、影絵のような世界が広がる。雰囲気はたっぷり、心が落ち着く。歯車やねじをあしらったデザインが多く、ちょっとした近未来風の世界だ。
ある朝、目が覚めたら腕がなくなっていたロボット。
もちろん、なくなった腕を家中探す。ロボットの友達(同居人?)のル●バ型ロボットが、あれこれものを持ってきては腕じゃないか?というが、どれも腕ではない。
これは うで?
フォークは うでじゃない。
フォークの部分は変わっていくが、およそこの趣旨の文章の繰り返しである。
この繰り返しがなんともおもしろい。
家の中から外へ捜索に。
細かい切り絵の世界は圧倒される。とても切り絵とは思えない細かさだ。
いろんなところを探すが、結局、腕は見つからない。
仕方ないので、ロボットはフォークを腕にしたのであった。
細かい切り絵の世界に圧倒
物語性はほとんどないのだが、切り絵の細かさに圧倒される。文章は限界まで削ってシンプルにしてあり、想像力を刺激する感じだ。
絵を楽しむページもあり、読み聞かせにあまり向いていない。
幼児、低学年向けだろう。
