あらすじ
アイリスは、ライオンと一緒に暮らしています。
しかし、ある日、両親が出かけるというので、その留守の間、おばあちゃんが泊まりにきてくれることになりました。
さあ、大変です。
ライオンと一緒に暮らしてるなんておばあちゃんが知ったら、びっくりするに違いありません。
アイリスは、ライオンを隠そうと苦労しますが……。
結局隠すに隠せないでかいライオン
アイリスという女の子は、ライオンと暮らしている。
このライオン、市長さんの宝物を泥棒から守ったという経歴があるらしい。たぶん、前作があるのだろう。なんで一緒に暮らすことになったのかはよくわからないが、アイリスはこのライオンが大好きらしいので、問題ない。ライオンも賢いようだ。いきなり食べたりはしないだろう。
そんなアイリスの一家だったが、ある日、お父さんとお母さんが出かけることになり、その留守の間、おばあちゃんが泊まりにくることになった。
大変だ!
ライオンと一緒に暮らしてるなんてばれたら、おばあちゃん、ショックで倒れちゃう!
うまく隠さなきゃ!!
いやー……うん、そこは両親からおばあちゃんに話を通せばいいんじゃないかなあと思うんだけども……。
とにかく、ばれては大変と、でっかいライオンを隠そうとがんばるアイリス。
でも結局うまい隠し場所が見つかりませんでした。
まあ、そうだよね……。
うまい隠し場所が見つからないままに、おばあちゃんをお迎えするアイリス。おばあちゃんはコンテナほどのばかでかい箱を持ってきている。明らかにおかしいし変なのだが、おばあちゃんはこう言う。
「ちょっとした ぼうしや なんかが はいっているの」
いや、でも、泊まって数日でしょ……こんなコンテナほどもあるでっかい箱明らかおかしいやん……。
でもみんなそれ以上追及しない。
そうしておうちにやってきたおばあちゃん。
ライオンはどうなったの?というと、隠れようにも体が丸だしの状態。でも問題なかった。なぜなら、おばあちゃん、
目が悪かったから……。
目が見えないとかじゃなくて、単純に視力が低いということらしいのだが、視力が悪くてすぐ近くにいるライオンがライオンに見えないというのは……だいぶ無理が……あるのではないか……。
ライオンをソファやタオルに間違えたりしたというのだから、すごい視力の悪さである……。途中で気づかないふりをしているのでは?と疑ったりもしたが、どうも違うようだ。本気でよく見えないらしい。
その夜、おばあちゃんは夜食を食べたくなるのよと言って、大量の食べ物を寝室に運び込んだ。
明らかに人間の食べる量ではないのだが、アイリスは追及しない。
しかしその夜、ものを食べる豪快な音が聞こえてきて……。
様子をうかがったアイリス。
なんと、おばあちゃんはあのでかい箱に食べ物をいれていた。
箱の中に何かいる!
現実的に考えて怖くね!!
気になったアイリスは次の日、箱の中を覗いてみると……
そこにいたのは、なんと!
くま!!!!
おばあちゃんはくまを隠れてつれてきていたのだった。
アイリスたちが怖がると思って隠していたらしい。
このとき初めて、自分のくまの隣にいるのがライオンだということに気がついたおばあちゃん。あまりびっくりしていない。
「どこからでてきたの?」という感じである。まあ、くまと暮らしているからライオンぐらい……という感じなのだろう。
アイリスはライオンと暮らし、おばあちゃんはくまと暮らす……
なんかすごい家系だな……。
そうして、二人と二匹は仮装ごっこをしてあそび、帰ってきたお父さんお母さんを驚かしたのであった。
この作品で一番かわいそうなのは両親かもしれない……。
そんな感じのドタバタ感のあるお話だったが、タイトルの『おばあちゃんからライオンをかくすには』、ライオンを隠そうとしたのは最初だけで終わってしまう上、後半はライオンの存在があまり活躍していない印象。ちょっと残念である。
おばあちゃんの挙動不審さ
箱の中にでかいくまをを隠してつれてきたおばあちゃん。
挙動がはじめから変である。なぜこんな変なのか? 伏線が後半になって明らかになるところが楽しい。
幼児、低学年向け。
