あらすじ
あるところに、三匹のがらがらどんがいました。
この三匹は、みんな名前ががらがらどんというのでした。
ある日、三匹は山に行って草を食べようと思い立ちます。
山に行く途中で、三匹は橋に通りがかりました。
その橋には、トロルがいたのでした。
さて、三匹は、どうやってこの橋をわたったのでしょうか……?
機転により、がらがらどんは食べられずに済んだ
反復することで物語の面白味が出てくる。絵本は短い話が多いからか、そういった展開のものがとても多い。その中で、この『三びきのがらがらどん』は反復するおもしろさをとてもうまく引き出していると思う。
北欧民話がベースになっているようだが、長い間語り継がれてきた民話だからこその、手堅いおもしろさがある。
三匹のやぎがいた。
その三匹のやぎの名前は三匹とも「がらがらどん」という。
この三匹は、山に草を食べにいこうとするのだが、途中の橋では、トロルがいて、やぎたちを食べようとする。
最初に橋をわたったがらがらどんは、自分の後から来るがらがらどんのほうが大きいからそっちを食べろという。トロルは、次のがらがらどんを食べることにして、小さいがらがらどんを食べずに通す。
その次のがらがらどんも同じことをいい、トロルは最後のがらがらどんを食べることにして、二匹目のがらがらどんも通す。
そして、三匹目、さいごのがらがらどんは、どうしたか。
なんと、トロルを倒してしまうのである。強い……。
最初から三匹目のがらがらどんがトロルをやっつけていればよかったのでは……とか、トロルも小さいがらがらどんから全部食べてしまえばよかったのではないか……とかいろいろ考えるところがあるにはあるのだが、話のテンポがよく、おもしろいので、機会があればぜひ読んでみてほしい。
読みつがれる絵本
絵本の鉄板として読みつがれるこの絵本。
展開も分かりやすいので、読み聞かせにも向いている。
幼児、低学年向け。
