あらすじ
あるところに、仲の良いカエル三人組がいました。
あるとき、カエル三人組の一人が、卵を拾って持って帰ってきました。
物知りなひとりが、その卵はにわとりの卵だといいます。
かくして、卵から生まれたのはわにの赤ちゃん。
だけどカエル三人組は、にわとりだと思っています。
にわとり(わに)と楽しく過ごした三人組でしたが、そこに一羽の鳥がやってきて……。
にわとりのたまご
仲良し三人組カエルのマリリンとオーガストとジェシカ。
あるとき、ジェシカは卵を持ってくる。
物知りを気取っているマリリンは、その卵はにわとりの卵だと断じる。
残りのふたりは、へーそうなんだーという感じで信じている。
しかしこの卵から生まれたのは……
にわ……とり……?
違う。
これ、にわとりじゃない。
わにだよ、これ……。
でも誰も訂正しないので、カエル三人組は生まれた子をにわとり、にわとりという。かくしてにわとり(わに)とカエル三人組は楽しく過ごすのだが、そこへ鳥がやってきて、親がにわとり(わに)が探していたことを告げてくる。
お母さんのもとへ行くにわとり(わに)。
やっぱりお母さんはわになのだが、カエルの中ではにわとりのようだ。
母親と対面すると、母親はこう言った。
「おいで、わたしの かわいい わにちゃん」
そしてカエルとにわとり(わに)はお別れするのだが……
わにのもとを去ってから、彼らはこんな話をする。
「おかあさんにわとりが、あかちゃんに なんて いったと おもう?」 ジェシカはたずねた。「わたしの かわいい わにちゃんって いったのよ!」
「わにですって!」 マリリンは いった。「なんて ばかな ことを!」
三匹はそこで笑うのだが、読み手はそんな三人を見て笑うしかない。
いやいやいや、どう見てもそれ、わにだから!
かわいらしく楽しめる
登場人物たちがかわいらしくて楽しめる絵本。教訓的な面はあまりなく、気構えずに楽しめる一冊だろう。
幼児、低学年向け。読み聞かせ映えもする。
