あらすじ
森のおくに、小さなワッフル屋さんがありました。
動物たちが見に行ってみると、ワニのカップルがワッフル屋さんをしているようです。
好きな食べ物を挟んでワッフルを作ってくれるので、早速サルがバナナを挟んでくれと注文しました。
すると、ワニのカップルは、ワッフルを作っているところは絶対に見ないようにと言い残し、奥の部屋に消えていました。
絶対に見ないでっていうけど、どうやってワッフルを作っているんだろう?
ワニのカップルが作る、ワニッフル
森の奥にある、ワニのカップルがやっているワッフル屋さん、ワニッフル。
そこでは好きな具を挟んでくれる。
バナナ、オレンジ、チョコレート、イチゴ……。
できあがったワッフルはとてもおいしい。
だけど、作っているところは絶対見ないことと言われていた。
絶対見るなと言われれば、絶対見たくなるのがサガ。
動物たちは、見るなと言われた作っているところをこっそり見ると……
なんと、ワニのカップルはお互いの背中でワッフルを挟んで作っていた!
ワッフルのあの特徴的な表面は、ワニの背中の柄だったのだ。愛情をたっぷり挟んでワッフルを作っていたのだという。
そしてみんなは、そうだったのかと納得して、注文したワッフルを食べた。いろんな具を挟んだワッフルがおいしそうだ。
正直、肩すかしを食らったような終わり方だった。
なぜ見られたくなかったのかよくわからないし(たぶん恥ずかしいから?)、ワニの背中のぼこぼこがワッフルのぼこぼこだったと言われてもあまり落ちてこないし……なんだか盛り上がる前に終わってしまった感じがする一冊だった。
丁寧な絵とシンプルな文章
丁寧に描かれる動物たちは個性がある。
幼児向け。