あらすじ
大阪天満に住むとらやんが、うなぎを釣ったら、うなぎは逃げ出した。
うなぎを追っていくと、大根畑に迷い込む。
そこにいたお百姓は、とらやんに、大根引きを手伝ってくれという。渋々、とらやんは大根引きを手伝う。
なかなか抜けない大根を思いっきり引いたら、スポーンと抜けて、とらやんは桶屋に不時着。
そこの桶屋に、たがはめを手伝ってくれと言われて、とらやんは渋々手伝うことに。しかしたがが思いっきりはねて、とらやんはまた飛んでって……。
次々と奇想天外な展開をしていく、昔話風絵本。
次々と展開していく物語
大阪天満に住むとらやんが、うなぎを釣った。
そのうなぎが逃げ出して、守口の大根畑に。
うなぎを追っていたはずなのに、お百姓から「だいこんひき てつどうとくなはれ」といわれて、とらやんは渋々、大根引きを手伝う。
うなぎはどうなった。
大根引きをしていたら、スポーンと大根が抜けて、桶屋町の桶屋の上に落ちてしまう。
桶屋はとらやんに、「おけのたがはめ てつどうとくなはれ」という。
とらやんは渋々、たがはめを手伝う。
大根はどうなった……
そうやって次々ととらやんは吹っ飛ばされて、その先々で仕事を手伝わされてしまう。
断りきれないとらやんの性格のせいでもあるだろうが、当初の事情などどこへやら、である。
次々と展開していくお話はおもしろく、引き込まれる。奇想天外な方向にはなしが転がっていくところなどは、読み聞かせ映えするだろう。
途中で横長の本が縦使いになって、ダイナミックに構造が変わるところも興味深い。見ているほうをわくわくさせてくれる。
テンポのいい話である。
しかし、最初に釣ったうなぎはいったいどこに……?
次々と繰り広げられる話が楽しい一冊
テンポよく展開していく絵本だ。
読んでいると楽しくなってくる。
読み聞かせ映えするだろうが、オチはそれほど強烈ではないので、肩すかしほどではなくても、そこだけは淡々と終わる。
読み聞かせするときは、下読みが必須である。
幼児、低学年向け。
