あらすじ
モンクターレさんは、何にでも文句をつけます。
道や、川や、山にぶつくさ。
店の人にもぶつくさ。
ありとあらゆるものに文句をつける人なのです。
そんなモンクターレさんが町に行き、そして帰ってきたら……。
文句ばっり言ってると……
タイトルからして思わず笑ってしまう。
表紙に描かれたおじさんが、どんな性格なのか、だいたい把握できるからおもしろい。
そして、その把握に間違いはなかった。
おじさん、何にでもぶつくさと文句をつける人だったのである。
歩いている道が曲がってて歩きにくいだの、ぽかぽか日よりだから眠くなって仕方ないだの、とにかくもう、目に付いたものに文句をつける。
難癖に近い文句のオンパレードである。
店に入れば、店に文句をつける、人に文句をつける。
正直いやなおじさんだ。
文句をつけながらも、食堂でもりもりご飯は食べるのだから、腹立たしい。
町の人たちは「文句をつけるぐらいならこなかったらいいのに」と思っていた。
まあ、当然だよね。
そんなモンクターレさん、あらゆるものに文句をつけておうちに帰ると……
奥さんが口うるさく言ってきた。
そう、モンクターレさんにぶつくさぶつくさ文句を言うのだ。
奥さんに文句を言われたモンクターレさん。それから後に続く、オチに思わず吹き出してしまった。
このオチは是非見てほしい。
人のことになるとよくわかるよね、モンクターレさん。
全編通して、モンクターレさんの性格が変に改まったりしないところが潔くていいと思う。
でも……こういう人って、わりと身近にいるよね。
もしかして、自分のことだったりして。
人の振り見て何とやら
すべてはこのオチのために展開しているといっても過言ではない絵本。
ハハハと笑えるけど、我が身を振り返ってモンクターレさんになってないかとちょっと考え込んだりもする。
おもしろい作品だ。
低学年向け。
オチのおもしろさを理解できる年齢に楽しんでほしいなと思う。
