あらすじ
両親が出かけて、留守番をすることになったウナちゃんと友達のマミちゃん。
顔遊びをしていたら、ギョウザが食べたくなってきた。
作ろうと思い立つが、作り方がわからない。
そこで二人は、公園に行き、そこで遊んでいる友達にギョウザの作り方を尋ねてみた。
すると、作り方を知っているという子がいた。
ウナちゃんは、公園で遊んでいた友達数人をつれて、自分の家に戻り、早速ギョウザを作ってみることにしたが……。
みんなで楽しくギョウザを作って……
子どもたちが、子どもたちだけの力でギョウザを作るという話なのだが、絵がかなり個性的で特徴がある。
生き生きとした子供たちの描写はリアリティがある。
町並みはどこか昭和の香りを漂わせており、作中の子どもたちを取り囲む環境も昭和チックだ。
両親が買い物に行くので、留守番することになったウナちゃんと友達のマミちゃん。
友達と留守番するというのも珍しい。
顔遊びに興じていた二人は、ふと、ギョウザを食べたくなる。
その場面の絵なのだが、場所はどうやら洗面所のようなのだが、太った猫が金髪碧眼のマネキン?のようなものにじゃれついていて、何を表現しているのか分からない。本書にはちょくちょく、何を書いているのか分からない絵が散見される。
ギョウザを作りたいが、作り方がわからない二人。
公園に行って、友達にギョウザの作り方を聞いてみる。
ここで登場する友達の名前がまた個性的だ。
イッちゃん、チャーちゃん、オンちゃん、ズウちゃん。
ズウちゃんが作り方を知っているというので、他のみんなも一緒にウナちゃんの家に戻ることに。
両親の留守中に、友達をそんなに連れ込んでいいのか……?
何とかかんとか、ギョウザらしきものをつくるみんな。
台所はぐっちゃぐちゃ。
でもみんな楽しそうにギョウザ作りを楽しんでいる。なんというか、ギョウザ作りを楽しんでいるというか、粘土で工作に励んでいるというか、あまり料理を楽しんでいるというように見えない。そして何とかできあがったギョウザのできばえを見て、みんなのテンションが大きく下がる。
ギョウザに見えないものが出来上がっていたからだ。
そこで子どもらしいことに、ウナちゃんとマミちゃん以外の子どもたちは、やめーた、と帰ろうとする。
後片付けもウナちゃんとマミちゃんに押し付けるつもりのようだ。
このあたりの描写、本当に子どもらしくていいと思う。
汚してしまった台所。好き勝手やってしまった台所。
それを全部押し付けて、みんな帰ろうとしている。
どうしよう。
そんなことがいっぺんに頭を駆け巡ったのだろう。ウナちゃんは泣きそうだ。
そこへ帰ってきたお母さん。
デカイ。
でかすぎる。
どうも、この絵本では、全面に押し出したいものを大きく描く傾向にあるようだ。
あのマネキン?も、マネキンサイズに見えたが、ひょっとしたら人形遊び用の人形だったのかもしれない。
部屋に掛かっている絵も、何を意味するのか考えたくなる絵だ。
そして、結局、みんなで後片付けをし、作ったギョウザを調理してみれば……
すごくおいしかったそうな。
とにかく個性的な絵なので
とにかく個性的な絵なので、好みが分かれるだろう。
話の内容はシンプルだが、絵の勢いがすごい。
幼児、低学年向け。
