あらすじ
「いきものくらべ」のお知らせが貼り出されてからというもの、「いきものくらべ」に何を持っていくかの話で持ちきりだ。
みんな、それぞれ、つれていく生き物を心に決めている。
アーチーは、猫をつれていこうと考えていた。
しかし、「いきものくらべ」がもうすぐ始まるというのに、猫は行方不明。どんなに探しても見つからない。
そうこうしているうちに、「いきものくらべ」が始まってしまった。
最後の最後で、何とか「いきものくらべ」に参加したアーチーが持ってきたものとは……。
飼っている生き物をつれてきて見せあう行事、「いきものくらべ」
「生き物比べ」という行事があるらしい。
何をどう比べるのか、読み始めたときは「?」だらけだったが、どうやら「生き物比べ」といっても、何かを基準に比べて優劣を決めるものではないらしい。
ご褒美がいっぱい出るとのことで、町の子どもたちはこぞってみんな参加する。主人公のアーチーも参加を心に決めていた。
この「生き物比べ」、自分の飼っている生き物なら、何でもいいとのこと。でも、何でもいいとはいえ、マット少年の「ありを持ってくる」には、虫でもいいんだ!?となった。……うん、確かに虫も生き物だ。
ただ「生き物比べ」では、審査員が飼い主に質問する。
「このいきもの、としは いくつ? なまえは なんて いうの?」
マット少年、ありについてどう答えたんだろう……。
話の本筋とあまり関係ないところでよけいな心配をする。
アーチーは、猫をつれていこうと考えるが、猫がどうしても見つからない。困ったアーチーは、なんと……
細菌を持っていった。
もちろん、細菌は目に見えないから、空の空き瓶をを差し出して、宣言したのである。
「細菌を持ってきた」、と。言っていることがクレーマー
審査員は、アーチーに尋ねる。
「うーん。で、その きみの さいきんの なまえは、なんて いうんだい?」
審査員、困ってる。
アーチー、答えて曰く、
「アルって いうんだよ。」
アーチーすごい。開き直っ……とっさの機転が利いている。
当然だが、審査員同士で審議が始まった。
その結果……
アーチーはご褒美をもらうことができたのだ!
ここに、おとなたちの粋な計らいが見て取れる。そこまでしてどうしても参加したかったアーチーの気持ちをくんだのだろう。
次回から、空の瓶で参加する子が増えなければいいが……というのはおとなの事情だろう。
何にせよ、ご褒美?の青いリボンを胸につけたアーチーは、とても嬉しそうだ。
それにしても……ありをつれていったマット少年、君はあり一匹一匹に名前をつけていたのだろうか……。
町の行事に参加する子どもたちの姿
本当は猫で参加するつもりだったアーチー。
猫が見つからず、考えに考え、とった手段はほほえましくなる。
話の内容は、低学年向けの内容だろう。
ペットを飼っている人は、自分のペットのいいところを考えてみたり、いいところあげてみたりする会話のきっかけにするといいかもしれない。