あらすじ
夜、ベッドに横になっていたら、上から音が聞こえてくる。
「うえから きこえる ららら~ なんのおと?」
上の階では、オペラ歌手が練習中。
ん? 上の階から何か音が聞こえてきます。
「うえから きこえる ぱっぷ ぷぷぷ なんのおと?」
そうやって上の階上の階へと音の正体を探っていきます。
ページをめくるのが楽しくなる絵本。
上の階に住んでいる人はなにをしている人?
ページをめくる楽しさを感じられる一冊。
舞台はアパート。
下の階の男の子が、「上から聞こえる ららら~ 何の音?」と上を見上げます。ページに描かれているのは上の階の足下だけ。
ここに想像する楽しみがあってとてもおもしろいですね。
次のページをめくると、「ららら~」の正体がわかるといった構造になっています。
結局、「ららら~」は上の階でオペラ歌手が練習中だったとわかります。
オペラ歌手は顔を不快そうにゆがめて、「上から聞こえる ぱっぷ ぷぷぷ 何の音?」と上の階を見上げています。
その調子で、上の階の音は何だろう?と続いていきます。
ヒントは、足下だけ描かれた上の階の部分と、擬態音。
わかるものもあれば、わからないものもあります。
擬態音が個性的……というか、日本にはなじみの薄いものもあって、当てるのは大変。
カーボーイの笑い方には、いや、本当にそんな笑い方するの……?となりました。たぶん、読まれたかたみんなの半数近くはそう思うのでは。
そして好奇心が湧いてくるのは、最上階の人はどうなるの? ですよね。
はい、そんなにぎやかなアパートですから、もちろん……
「はやくねろ!」
……ですよね。
推理、当てっこがおもしろい絵本
物語性はありませんが、上の住人がなにをしているのか、どんな人なのか当てていくのがおもしろい一冊です。
文章もとても少なく、低学年なら一人で読むのも難しくありません。
よって、対象は幼児から低学年ぐらいまで。
読み聞かせもおもしろい絵本でしょう。
しかし、おじいさんの一喝はすごい効き目があるんだなあ。
