『もののけ屋 一度は会いたい妖怪変化』──もののけの力で悩み事解決?

絵本購入ナビ もののけ屋 一度は会いたい妖怪変化:廣嶋 玲子

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あらすじ

 

「こんなことができたらなあ」「こんな力があればなあ」という子どもたちの願いを、かなえてくれるもののけ屋。
もののけ屋は、その名前のとおり、もののけを貸すことで願いをかなえてくれるのです。
しかし、もののけを貸すときには約束ごとがあって、それを破ると……。

 

「青足」
足の速さでは一番だったのに、転校生がきたとたん、その転校生に抜かれて二番手になってしまった少女。悔しくて、「足が速くなりたい」と願っていると、もののけ屋があらわれ、もののけを貸してくれました。
願いどおりに足が速くなった少女でしたが……

「筆鬼」
ある少女は、利用者が図書室の本を丁寧に扱わないことに腹を立てていました。
その上、図書室で騒いだりする人もいて、毎日腹立たしく思っていたところ、もののけ屋が現れて、図書室を守る力としてもののけを貸してくれました。
早速、もののけの力を使って、図書室を守る事にしたのですが……

「ふた口」
好き嫌いの激しい少年が、嫌いなものを食べなくてすむようになりたいと思っていたところに、もののけ屋が現れ、嫌いなものを食べてくれるもののけを貸してくれました。
もののけのおかげで、嫌いなものを食べなくてすむようになった少年でしたが……

「夜叉蜘蛛」
気の進まない肝試しに無理やり参加させられる羽目になった少年。
少年はとても怖がりで、できれば行きたくないと困っていました。
ひこへもののけ屋が現れ、お守りと称してもののけを貸してくれました。
こわごわ肝試しに出かけた少年でしたが……

「遊児」
病気で夜しか病室を出られない少女。夜、こっそり病室を抜け出し、同じく入院している子どもと友達になって、遊ぶのが大好きでした。
でも友達になった子は病気が治ると退院してしまいます。それが嫌だった少女は……

 

じんわり怖い系の話の短編集

 

子どもは怖い話が好き。
書店に行けば、児童書のコーナーに怖い話の棚ができているほど。
私も何かに取り付かれたかのように怖い話ばかり読み漁っていた時期がありました。

 

この『もののけ屋 一度は会いたい妖怪変化』もジャンルとしては怖い話に属するのでしょうが、いわゆる分かりやすい怖い話ではありません。
もののけ、つまり妖怪が出てくるのですが、その妖怪も昔ながらの妖怪を現代風にアレンジしたり、新しく創作した妖怪を登場させてりしているようです。
祟りが……とか、幽霊が……といった内容ではありません。

キャー怖い!というより、えっこの終わり方……?という感じの、後味の悪い終わり方をするホラーです。(中には後味の悪くない終わり方をする話もありますが)
トラウマ級の怖さはありませんが、じんわり怖いお話がほとんどです。

イラストも衝撃的な構図はありませんが、可愛いキャラクターデザインながら、容赦ない話の展開に良い意味でギャップがあっていいですね。

 

表紙だけ見ると、中央の男性が、事件を解決していくのかと思いきや、彼は決して人間の味方ではありません。むしろ、傍観者です。彼はもののけを人間に貸し出し、約束を破るとそれなりの代償を払ってもらうことに徹しています。決して手加減しませんし、約束を破った人間の末路に悲しむそぶりも見せません。

妖怪や怪異を退治していくような設定のお話が多い中、これは面白い設定だと思います。設定といえば、彼がいわゆるオネエキャラなのも、なかなか見ない設定でいいと思います。すごく魅力的。

結局のところ、後味の悪い終わり方をしてしまうのも、約束を破ってしまった人間のせいなのですから、自業自得。
人間のずるさや、傲慢さがそこには描かれています。

 

低学年向けの怖い話に飽きた小学校中学年からが対象でしょうか。
ただホラーの強い刺激を求めるには向いていません。
全体的に話は短め。

続刊が出ているので、続けて読むと面白いと思います。

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