『希望の牧場』──福島のある牧場の物語

あらすじ 牛飼いを自称する男性。 彼は、肉牛を飼っていた。 しかし、ある日、地震が襲い、近くにあった原子力発電所を津波が襲った。男性の牧場は、放射能に汚染されてしまったのである。 飼っていた牛は、もう肉牛としては売れない。 市は、殺処分するようにと言ったが、男性は応じなかった。 なぜなら、自分は牛飼いだから...

『パパのしごとはわるものです』──父親と息子の関係を繊細に描く

あらすじ 主人公のぼくは、ある日、父親の仕事を調べるために、こっそりと父親の後をつける。 父親が入っていったのは、プロレス会場だった。 そこで繰り広げられるのは、正義の味方と悪者のプロレスだった。 最初は正義の味方を応援していたぼくだったが、悪者が自分の父親だということに気づき……。   父親と息...

『おによりつよいおよめさん』──嫁の尻に敷かれた鬼の話

あらすじ ある山に鬼が住んでいた。 この鬼ときたら、気が向いてはふもとの村々を荒らしまわってはみんなを困らせていた。 あるとき、夜に、ふもとの村々の明かりが灯るのを見て、鬼は一人が退屈だと感じた。 そこで、鬼は、嫁を貰うことを決心したのだった。 早速次の日、鬼はふもとの村まで行って、嫁にするから村一番のおなご...

漢字はうたう

漢字からイメージして紡いだ詩をぬくもりのある絵で楽しむ絵本。...

ボールコロゲテ

俳句は、五・七・五の十七音からなる世界でいちばん短い詩です。母親熊と子ども熊は、人間たちのスポーツが大好き。スポーツの俳句を十四句収録。...

雨ふる本屋

いらっしゃいませ。ここは、あなただけの物語が見つかる本屋さん。こんな雨の日には、ほんとうの自分に出会えるかもしれませんー。...

つるのおんがえし

男が、はたおりどうぐをそろえると、女は、小べやのとをしめながらいいました。「どうか、やくそくしてください。わたしがぬのをおりおわるまで、けっして中をのぞかないと」。...

ゆびわがくれたプレゼント

夏休み、家族とはなれて、海べの町ですごすことになった、香菜。ともだちもいなくて、毎日、つまらない。でもある日、香菜の前に、ふしぎな女の子があらわれ…。日本児童文学者協会、ポプラ社「新・童話の海」第3回公募入選作。...
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