『ぜつぼうの濁点』──濁点、どん底からの復活

あらすじ 昔あるところに、言葉の世界があった。 その真ん中に、ひらがなの国があった。 ひらがなたちはくっつき合って、意味を持つ単語になり、仲良く暮らしていた。 あるとき、道端に、濁点だけが落ちていた。 濁点だけでは何の意味も持たない。 意味の持たないものがいるなんて、ひらがなの国ではついぞなかったことだった...

ぜつぼうの濁点

昔むかしあるところに言葉の世界がありましてその真ん中におだやかなひらがなの国がありました。ひらがなの国でおきたふしぎなお話です。...