『ぜつぼうの濁点』──濁点、どん底からの復活 2018年1月9日 あらすじ 昔あるところに、言葉の世界があった。 その真ん中に、ひらがなの国があった。 ひらがなたちはくっつき合って、意味を持つ単語になり、仲良く暮らしていた。 あるとき、道端に、濁点だけが落ちていた。 濁点だけでは何の意味も持たない。 意味の持たないものがいるなんて、ひらがなの国ではついぞなかったことだった...