『おじいちゃんの木』──年月を越えて、存在し続ける木

あらすじ こざるのモンちゃんは、自転車をこぎながら、歌を歌っていた。 その内容は、おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんに会いに行くという歌だった。 それを聞いたほかの動物たちは、そんなおじいちゃんなんかいない、そんなに長生きするもんかとからかったり笑ったりした。 モンちゃんが会おうとしていたのは……? &...

『うそなき』──狂言を楽しく改変

あらすじ あることで都にきていたある大名は、都でのあれこれが片づいて、国元に帰っていいことになった。 早く国元に帰りたい大名だったが、気にかかるのは愛人のこと。 黙って帰るのは気が引けて、家来の太郎冠者をつれて、挨拶にいく。 女は、茶碗に水をいれ、そっと隠して大名に会う。 国元に帰ると聞かされた女は、茶碗の水...

『いつもいつもそうかな』──言葉遊びの絵本

いつもいつも……? 励ましの絵本かと思って手に取ったのだが、ぜんぜん違った。 これは、言葉遊びの絵本だった。 内容は「いつもいつも」から始まる言葉遊びの詩、といった感じだ。 物語性はない。 たとえば、最初からこうだ。 いつも いつも かえるは すぐかえると いって いるのかな これでこのペ...

はるのごほうび

はるです。そらにブタがうかんでいます。あらあら、ネコさんも。あらあら、カエルさんも。みんな、のんびりとうかんでいます。...

『そらとぶアヒル』──何を信じて飛ぶかということ

あらすじ アヒルは今日もハトにからかわれていました。 飛べない鳥なんか、鳥じゃない、と。 しょげたアヒルを、ゴリラのおじさんがなぐさめます。 そして、「とことん考えてみるんだな」と助言します。 アヒルはとことん考えて見ましたが、跳べる方法なんて見つかりませんでした。 ハトは「考えるのをやめたら」と嫌味を言い...

だれかがぼくを

憎しみから、ぼくを救ったのは…。憎しみを抱えたひとりの少年。彼の耳に誰だかわからない声が、聞こえてきた。...

さよなら ともだち

ぼく、キツネ。「さよならはさびしいばかりじゃないんだぜ」オオカミさんは、きっとそうおもってる。ぼくにだって、ちょっとわかるよ。どうしてかって?ちいさなキツネのぼくだって、おおきなさよならをしてきたからね。シリーズ13巻。3歳から。...
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