『えんまのはいしゃ』──口達者な歯医者が地獄の入り口にきたら

あらすじ 地獄の入り口の前で、えんまさまは生前は歯医者だった男と向き合っていた。 歯医者は、あまり熱心な歯医者ではなく、歯の治療をするときは患者に痛い思いをさせてきたのである。 それを言うと、歯医者はしれっとこう言い返した。 「私の治療が痛いという人はうそつきなのです」 これを聞き、えんまさまは、それならばと...

ぽんぽんてけてけ

「ぽんぽんてけてけぼうけんだ」ちいさなおふねがみなとをでます。めざすはまだみぬおおなまずのうみ。おふねがついたそのうみにいたのはなんと…。...

しゅっぽーしゅっぽー

「しゅっぽーしゅっぽーうんてんだ」ちいさなきしゃがけむりをはいてはしります。わかれみちにはてんてつてん、くるっとまわっててんしゃだい。たくさんくぐったとんねるをよくみてみると…。...

ぱたたんぱたたん

「ぱたたんぱたたんぼうけんだ」へりこぷたーがおおきなそらへとびたちます。みえてきたのはたかくけわしいいわやまです。てっぺんにのぼってそこでみたものは…。...

えんまのはいしゃ

「おまえはかんじゃに、さんざんいたいおもいをさせてきたであろう!」「いえいえ、わたしのうでまえは、たしかにてんか一。」いきているときのいいかげんなちりょうを、えんまさまにせめたてられたはいしゃは、いいのがれをして、なんとかじごくにおくられないようたちまわります。ほらふきはいしゃにふりまわされる、えんまさまとじごくのおに...

チョーシンくんのだいぼうけん

「ぼくとけいのはりなんてやめて、ちがうものになるよ」そういってあるあさはるこちゃんちのとけいをとびだしたチョーシンくん。そとのせかいでみつけたものはいったいなんだったのでしょうか。3歳から。...