『ツバメのおんがえし』──蛇から人間を守ったツバメ

あらすじ ツバメの隼雄は、人間の家の軒下に巣を作っていました。 人間の家の近くで巣を作れば、外敵が寄ってこないからです。 だから、隼雄は人間にいつも感謝していました。 巣作りをしていたとき、隼雄は偶然にも、蚊と蛇の会話を聞きました。 どの生き物の血が一番おいしいか、という話をしているようです。 蛇は、おいし...

子ぐものいのり

「ねえ、おかあさん、上のほうまでのぼってみようよ」二ひきのくもは、みきからえだへ、えだからえだへ、つるしてあるものを、一つ一つ見てまわりました。ぜんぶ見おわって下におりたとき…ギィーッととびらのあく音がしたので、いそいでまどのほうへにげました。日本のアンデルセン、久留島武彦の世界がよみがえる。...

ゆめうりふくろう

「やあ、いらっしゃい。今日は、どんな夢がほしいのかな?」-人間の子どもが見た夢を集め、その夢で森の動物たちを幸せにするふくろうの物語。...

すずむし

お宮の大きなすずは、いい音を出せるようになるために、しゅぎょうのたびに出かけました。日本のアンデルセン、久留島武彦の世界がよみがえる。...

ツバメのおんがえし

「誰だろう?あんなところで…」道端の溝の中から、何やらコソコソと話し声が聞こえてきました。日本のアンデルセン、久留島武彦の世界がよみがえる。...

月宮殿のおつかい

「このままでは、おや子ともどもたべられてしまう。いったい、どうしたらいいのかしら…」狼に狙われるひつじおや子を助けるため、うさぎが考えたある方法とは?“愛”と“勇気”と“知恵”がつまったうさぎとひつじおや子の物語。...

海に光るつぼ

明治から昭和にかけて発表された、久留島武彦の口演童話作品を絵本化した大好評シリーズ「くるしま童話名作選」第8作!終戦後、貧困にまけず靴磨きをする少年ケンイチ。そんな彼が海の底で経験した不思議な成長物語。...