『よあけ』──しらじらと明けていく湖畔の美しさ

美しい夜明けを描いた絵本 想像力を刺激する絵本である。 この静かな物語は、夜まだ明けやらぬところから始まる。 草木寝静まる湖の夜。 想像してほしい。 静かである。なにも動くものがない。時折風に吹かれ、草木が揺れ、湖の水面がさざ波たつ。 少ない文章が、夜の静けさを的確に表現している。 やまが くろぐろと...

あるげつようびのあさ

「あるげつようびのあさ、おうさまと、じょおうさまと、おうじさまが、ぼくをたずねてきた。でもぼくはるすだった…」小さな男の子の語り口でお話がはじまると、トランプの札からぬけ出てきたような、ユーモラスな王さまや女王さまや王子さま、それにおつきの人たちの行列が、ページからページへと楽しくねりあるきます。ニューヨークに住む男の...

ゆき

名作絵本『よあけ』の作者、シュルヴィッツ、待望の最新作!雪が積もりゆく街の風景と雪を愛でる男の子の気持ちをみごとに描いたつめたく温かな雪の日のお話。...

たからもの

あのな今日、話したいことがあるんや。それってな、うれしい気分になるんやで。...

たからもの

「都へゆき、宮殿の橋のしたで、たからものをさがしなさい」。ふしぎな夢のおつげにしたがって、まずしい男は、はるばる旅にでた。ようやくたどりついた都で男は、宮殿をまもる衛兵隊の隊長から、おもいがけない話をきくー。1980年コルデコット賞「銀賞」受賞作。5歳から。...

ねむいねむいおはなし

ねむいねむいよる、ねむいねむいおうちでおきた、すてきなできごと。シュルヴィッツの傑作絵本。...

じどうしゃトロット

ちいさくたっておおきなぼうけんがだいすきなげんきなこがた車・トロットがだいかつやく!「でっかいトラックたちにだってまけないぞ!」...

おとうさんのちず

戦争で故郷を追われたぼくたちが命からがらたどりついたのは、夏は暑く、冬は寒い東の国。食料はとぼしく、土をかためた床の上で眠る毎日に、あるとき、おとうさんは…。1枚の世界地図がぼくにくれた魔法の時間。絵本作家シュルヴィッツが子ども時代を語る感動の自伝絵本。2009年コルデコット賞銀賞受賞作。...