『ちいさなちいさな王様』──その小さな王様は、人生の終わりに子ども時代があるという

あらすじ しばらく前から、小さな王様が僕の家を訪れるようになった。 王様は、十二月王二世といって、僕の人差し指ほどの大きさしかなかった。 王様がいうには、王様のところでは生まれたときは大きく、成長するに従って小さくなっていくのだそうだ。 子ども時代が人生の終わりにあるという。 僕と王様の、不思議な邂逅を描いた...

ちいさなちいさな王様

ある日、ふらりと僕の部屋にあらわれた、僕の人差し指サイズの気まぐれな小さな王様。...

魔笛

神秘的なものと喜劇的なもの、幻想的な情景と奇想天外な人物とを、シュールリアリスティックな絵の中に集結させたミヒャエル・ゾーヴァは、現在、同時代の出版芸術における偉大な魔術師のひとりに数えられている。本書はこのゾーヴァが、1998年にフランクフルト歌劇場で上演されたオペラ『魔笛』のために描いた、卓抜した着想の舞台美術およ...

クマの名前は日曜日

大好きなクマのぬいぐるみの「日曜日」は、なんにもしゃべらないし、だきついてもこない。ぼくのことをどう思ってるんだろう…。独特な詩的世界をえがくドイツの作家ハッケと、映画「アメリ」のキャラクターデザイナーとしても活躍した画家ゾーヴァのコンビによる子どもと大人のための絵物語。...

少年のころ

ゾーヴァさんの画魂とジュンさんの物語精神が出会い、そして、ハンモさんが二人の世界を新たな形に作り上げた。人間への深い洞察に裏打された美しき画文集の誕生。透徹したまなざしと純粋なこころが紡ぎ出した新しい絵本。...

ひみつのプクプクハイム村

昔むかし、プクプクハイム村が、まだクサイハイム村と呼ばれていた頃、村人たちがいつもおおいに頭を悩ませていることがあった。それは村全体が、におうこと。じつは、村の近くの山に巨大ななぞの生き物がすんでおり、村の農作物を食べては、おならをしまくっていたのだ。ミヒャエル・ゾーヴァの美しくユーモラスな絵本、誕生。...