『ごちそうの木』──木の名前さえいえば、実が食べられるのに

あらすじ 昔、動物たちが仲良く暮らしていた頃、旱魃が起こり、食べ物がなくなってしまった。 動物たちはおなかがぺこぺこ。 そのからからに乾いた大地に、一本の不思議な木が立っていた。 その木にはみずみずしい実がたくさん実っていたが、どう頑張ってもその実を手に入れることが出来なかったのであった。 困った動物たちは、...

ごちそうの木 タンザニアのむかしばなし

むかしむかし、日照りで食べ物がなくなってしまった土地に、たわわに実のなる大きな木がありました。おなかがぺこぺこの動物たちは、かしこいカメに、どうやったら実が食べられるか、聞きにいくことにしました。小さなノウサギが名のりでると、「大きい動物にまかせなさい」とみんなに言われ、ゾウとスイギュウが出かけるのですが…。タンザニア...