『さみしかった本』──人と本の、大切な出会い

あらすじ ある日、図書館に、うぐいす色した表紙の本が入ってきました。 うぐいす巣路の本はとても人気者で、いつでも誰かが読んだり、借りたりしていました。 しかし年月が過ぎると、うぐいす色の本は、新着コーナーから違う棚に移り、そして次第に読まれなくなってしまいました。 あるとき、ある女の子が、そのうぐいす色の本を見...