『おまえうまそうだな』──相手のことを思いやる愛情を描いた作品

あらすじ ひとりぼっちで生まれたアンキロサウルスの赤ちゃん。 初めて出会ったのはティラノサウルス。 ティラノサウルスはアンキロサウルスの子を食べようとしますが、アンキロサウルスの子はティラノサウルスをお父さんと勘違い。 それは、ティラノサウルスが「おまえうまそうだな」と言ったのを聞いて、自分の名前は「うまそう」...

『さようなら、わたしの恋』──失恋の痛みから立ち上がる少女を描く

あらすじ 少女は失恋してしまった。 悲しみにくれ、泣き続けて泣き続けて……。 心の痛みは、いつになったら癒えるの? 失恋の痛みから立ち直る少女の姿をつづった一冊。   失恋の痛みから、立ち上がる 失恋とはできれば体験したくないものである。 心は裂け、痛みを発し、誰かを責めたくても誰を責めればい...

『ねこふんじゃった』──踏まれたねこはどこへ行く

あらすじ ねこをふんじゃった。 するとひっかいてきた。 怒ったら、ねこは甘えてきた。 ごめんねおどかして、というと……。   ねこふんじゃった…… 「ねこふんじゃった」という歌がある。 あの歌の歌詞を聞いたとき、最初に思ったのは、ねこかわいそう……だった。 この絵本は、そんな「ねこふんじゃっ...

『うそなき』──狂言を楽しく改変

あらすじ あることで都にきていたある大名は、都でのあれこれが片づいて、国元に帰っていいことになった。 早く国元に帰りたい大名だったが、気にかかるのは愛人のこと。 黙って帰るのは気が引けて、家来の太郎冠者をつれて、挨拶にいく。 女は、茶碗に水をいれ、そっと隠して大名に会う。 国元に帰ると聞かされた女は、茶碗の水...

『まあすけのぼうし』──自転車が乗れるようになる不思議な帽子をもらって……

あらすじ まあすけは、自転車に乗れるよう、練習中です。 転んでも転んでも、くじけず練習をします。 それを見ていたやぎのおじさんが、帽子をくれました。 この帽子をかぶれば、自転車が乗れるようになる、とのこと……。 早速、帽子をかぶって自転車に乗ってみたまあすけですが……。   自転車に乗れるように...

『はじめまして、プリンセス・ハニィ』──おてんばでちょっとそそっかしいお姫様が魅力的

あらすじ プリンセス・ハニィを主人公にした、短い話がふたつ入った本。 どちらから読んでも問題はないが、最初から読む方がいいと思う。 「はじめまして、プリンセス・ハニィ」 見習い女王ばちのプリンセス・ハニィ。周りの国のお友達は女王になっていくのに、ハニィはまだ見習いのままです。 その理由は……お母さんの女王ばち...

『ネンネコごろごろ』──退屈な猫が春夏秋冬を過ごす……

あらすじ 退屈している猫。 春風がそよそよとそよいで、猫を原っぱに誘います。 風がいうことには、日差しが温かくて、原っぱには百万匹の蝶がいるとか。 猫は、蝶でも追いかけるか、と原っぱに出かけました。 しかし、原っぱには蝶などどこにもいません。飽きてしまった猫は、昼寝を始めました。 すると、百万匹の蝶は一斉に...

『ありがとうのきもち』──気持ちを伝えるのは難しい

あらすじ 「あそび島」に通うあーちゃんは、引っ越しすることになりました。 引っ越しすると、もう「あそび島」に通えなくなります。 そこで、あーちゃんは、「あそび島」のみんなに、ありがとうのカードを作ることに決めました。 みんなの分のカードを作ったのですが、一人だけ、カードを受け取ってくれない子が……。 &nbs...

『カッパがついてる』──誰にでもひとり、カッパがそばについている。

あらすじ 女の子が川辺を散歩していると、河童と出会った。 河童は、女の子を川の中に誘い、泳いでいる魚や、カワウソを見せてくれる。 そして、たくさん泳いだ後、河童は女の子に、ドングリの「うき」をくれる。 次の日、女の子が、ドングリの「うき」を使ってつりをしてみたら……。   川辺の自然がのびのびと描...

『クマと森のピアノ』──音楽はひとの心をつなぐ

あらすじ ある日、クマのブラウンは、森の中で変なものに出会いました。 その変なものにふれると、不思議な音がでました。 それだけのものなのに、なぜかブラウンはその変なものが気になって、よくさわりに行くようになりました。 そのうちに、ブラウンはそのよくわからないものにさわって、何かを奏でるようになりました。 森の...
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