あかちゃんカンガルー

「こんにちは、ぼく、あかちゃんカンガルーのトビーです!どうぞよろちく!」あしたはトビーが、ママのふくろからでて、みんなにごあいさつをするひです。ところが、あわてんぼうのママは、トビーをおいて、ひとりででかけてしまい…小学一年生から。...

ぶす

むかし、あるお屋敷に、主人と二人の家来がおりました。ある日、主人は「このつぼには『ぶす』というたいへんな毒が入っている。くれぐれも近寄らないように」と家来に言いつけて、出かけていきました。「ぶす」を見てみたくなった二人の家来は、「あおげ、あおげ」と、毒の風にあたらないように扇であおぎながら、つぼに近づきます。ついにつぼ...

くさびら

むかし、ある男がおりました。家にくさびら(きのこ)が生えてきて、取っても取ってもなくならないので、山伏にまじないを頼みにいきました。「わしにまかせなさい」と、えらそうな態度をした山伏が、「ぼろんぼろぼろんぼろ」とまじないをとなえると…くさびらは消えるどころか、数が増えてしまいます。山伏は必死になって、何度もまじないをと...

しどうほうがく

ある日、いばりんぼうの殿様が、太郎冠者を呼びつけて言いました。「今日、わしはお茶の会に行く。すぐにおじさんのところに行って、お茶と刀と馬をかりてまいれ。」おじさんがかしてくれた馬は、誰かがせきをすると暴れだすくせがあり、「しどうほうがく」という呪文をとなえると静まるという、変わった馬でした。急いで帰った太郎冠者を、殿様...

おばけのバケロン

たまちゃんのいえのおとなりは、おばけやしきとよばれるふるいいえ。そこへ、バケロンというかわいいおんなのこがひっこしてきました。たまちゃんがあそびにいくと…。...

そらうで

たろう(太郎冠者)は、おくびょうなくせに、いつも空腕(うその腕じまん)ばかり言っています。そんなたろうに、ある夕方、主人は「魚を買ってこい」と言いつけました。たろうはしぶしぶ出かけますが、暗い山道がこわくてしかたがありません。何でもないものが恐ろしく見えて、ついには主人に借りてきた刀を、命ごいに差し出してしまいました。...

せつぶん

節分の夜。「蓬莱が島」から、鬼が日本にやってきました。鬼はひと休みしようと、一軒の民家を訪ねます。そこでは女が一人、留守番をしていました。女は怖がって、鬼を追い払おうとしますが、鬼のほうは美しい女に一目ぼれして、言い寄ろうとします。しかし女に冷たくされ、鬼はついに泣き出してしまいました。それを見た女は、本当に自分のこと...

おばけのバケロン(ざぶとんねこがおこった!)

いとこのれいちゃんと、ゆうくんと、バケロンのいえにいったたまちゃん。バケロンのしょうたいがおばけだとばれないか、はらはらしていたら…、ゆうくんがたいへんなめに。ざぶとんねこをおこらせちゃダメ。おばけのバケロンと、にんげんのたまちゃんがだいかつやく。...
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