(19)谷川俊太郎 2017年10月5日 すぐれた詩人の名詩を味わい、理解を深めるための名詩入門シリーズです。「二十億光年の孤独」「朝のリレー」「さようなら」など、鮮烈な印象を放つ詩を多数発表している詩人、谷川俊太郎。多彩な作品群の中から厳選した二十三編の詩で、「谷川ワールド」を解き明かします。...
『じぶんだけの いろ』──自分の色を探したカメレオンが最後に得たものとは……。 2018年12月6日 あらすじ カメレオンは、いる場所によって体の色が変わってしまう。 自分の色を持ちたいと思っていたカメレオンだったが、もう一匹のカメレオンと出会ったとき、何かが変わった……。 自分の色を見つけるということ いる場所によって、体の色が変わってしまうカメレオン。 動物には、それぞれの色があるのに、自...
『あな』──少年は穴を掘り、穴を味わい、穴を埋める 2018年11月22日 あらすじ ある日曜日の朝、男の子はすることがなかったので、シャベルを持って穴を掘ることにした。 穴を掘っていると、いろんな人が話しかけてくる。 男の子はそれでも穴を堀り続け……。 シンプル…… すごくシンプルな内容の本である。 あまりにシンプルなので、いろいろ考えようとしてしまうおとなは、い...
『いろいろいろのほん』──色は混ぜると違う色になるよ 2018年10月29日 概要 色に色を混ぜると、違う色になる! そんな不思議な現象を、改めて発見できる一冊。 読み手にアクションを求めてくるのが特徴の絵本。 いろいろ、いろの本 色に対する不思議や、おもしろさを体験できる絵本。 読み手のアクションを求めてくる本文が多く、読み手は色の持つ不思議さに引き込まれていくだろ...
『みならい騎士とブーツどろぼう』──ブーツ泥棒を撃退せよ! 2018年10月16日 あらすじ 騎士になることを夢見る、スナッフ。 彼は、サー・トーマス・マグパイの見習いをしている。 今日も、騎士のレッスンをうけるスナッフ。だけどなかなか成績はよくない。 サー・トーマスのブーツがネズミにかじられたので、ブーツ屋に持っていくことにした二人。 すると、偶然にも、ブーツ屋には泥棒が入っていて……。...
『あけるな』──あけるなって言っているのに 2018年9月12日 「これが あけずに いられるかい」 開けるなと言われれば、開けたくなるのが人のサガというもの。 あなたもきっと開けずにいられない。 開けるなと書かれた板が打ち付けられた扉を前に やるなといわれればやりたくなる。見るなといわれれば、見たくなる。 開けるなといわれれば……? 開けるよ...
『やに なった』──じゃあなにになりたいのかな?おもしろしかけ絵本 2018年6月7日 あらすじ ゾウは重たい動物であることがイヤになっている。 じゃあなにになりたいの? しかけページをめくると一目瞭然。 ゾウはね、小鳥になりたいんだって。 でも小鳥は小鳥でいるのにやになってる。 じゃあなにになりたいんだろう……。 おもしろい構造をした絵本 魚のような、よくわからない生き物...
『びっくり たまご』──卵からかえったのはにわとり? 2018年4月27日 あらすじ あるところに、仲の良いカエル三人組がいました。 あるとき、カエル三人組の一人が、卵を拾って持って帰ってきました。 物知りなひとりが、その卵はにわとりの卵だといいます。 かくして、卵から生まれたのはわにの赤ちゃん。 だけどカエル三人組は、にわとりだと思っています。 にわとり(わに)と楽しく過ごした三...
『てん』──絵を描くのが苦手だった子が、絵を描くようになったきっかけとは 2018年4月19日 あらすじ ワシテは絵を描くのが大嫌い。 だから、図画の時間は不機嫌です。 紙に何も描かずにいたら、先生がやってきて、吹雪の中の北極グマねと言うので、何も描いていないだけよと言い返すほどの不機嫌。 先生は、白い紙に、何かしるしを書いてみてと言います。 ワシテは半ば投げやりに、マーカーで点を書きました。先生はそれ...
『悲しい本』──悲しみを抱えたひとに 2018年4月11日 あらすじ 男性は悲しんでいた。 息子を失い、そして母もいなくなり…… 悲しみはどこまでも追ってくる。 そんなとき、彼は……。 悲しみとは 悲しみというのは、時が癒すものなのだろうか。 大丈夫、時間が癒してくれるよ、という励ましの言葉があるけれど、悲しみというものは時間が完全に癒してくれる物...